【ブリュッセル=尾関航也】欧州連合(EU)のハンスゲルト・ペテリング欧州議会議長は29日、ブリュッセルで記者会見し、福田首相が26日の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で国際的な温室効果ガス削減目標の基準年見直しを提案したことについて、「日本の立場に耳を傾けたい」と述べ、EUが見直しに応じる可能性を示唆した。
排出削減の国際的枠組みである京都議定書は、削減目標の基準年を1990年と定めているが、日本は当時から省エネの取り組みが進んでいたため、同年以降の実績のみで削減努力を評価するのは不公平と主張している。
議長は「90年でなければ何年がいいのか、提案を待ちたい」とし、EUが基準年について日本と協議するのを支持する考えを示した。議長は2月4日から5日間、訪日し、福田首相や衆参両院議長らと気候変動問題などについて意見交換する。