PCリサーチは
使いこなしている
企業は
多いが、モバイルリサーチ
に関しては
利用経験があまりない
企業が
多いだろう。
今回はモバイルリサーチを
実施する
上での
留意点、PCリサーチを
基準にしたときの
調査の
考え方などを
紹介する。
●モバイルリサーチ
会社の
選定自社ですべて
実施する
場合は
除きリサーチを
実施するとなると、リサーチ
会社を
選ぶことが
先決となる。PCリサーチをサービスとする
事業者は、
専業や
従来型調査会社、プロバイダーなどが
多いが、モバイルリサーチは
歴史も
浅いため
数はそれほど
多くない。
モバイルリサーチ
事業者を
選定する
際に
留意すべきポイントは
下記となる。
1.リサーチモニターの
属性と
構成母体、モニター
運用リサーチモニターの
会員数と
属性がどうなっているかをまずは
確認する
必要がある。
会員数は、
単独のサイトで
集めた
数か、
複数のサイトで
集めた
総数かもチェックが
必要だ。リサーチモニターが
複数母体にまたがる
場合、
一般的にあまりリサーチに
利用するのは
好ましくないとされている。
属性については、モバイルリサーチモニターはPCリサーチモニターと
比べると
年齢層が
低め。10
代、20
代の
比率が
高く、40
代以上は
比率が
少ない。
男女の
割合はPCリサーチと
同様の
傾向で6:4
程度となっている。ただケータイコンテンツのサイトを
母体としている
場合、
女性の
割合が
高めのところもある。
また、モニターを
形成する
母体の
確認も
重要である。モバイルリサーチモニターの
母体としては
現状大きく二つに
大別できる。「PCリサーチ
母体から
協力者を
募った」モニタータイプと「ケータイコンテンツ
会員(
利用者)からリサーチ
会員に
登録させた」モニタータイプである。
PCリサーチ
母体から
協力者を
募ったモニターは、
当然PCユーザーということになり、モバイルユーザーの
特性を
調査したい
場合、あまり
向いていない。またPCユーザーゆえ10
代など
若年層の
数も
少なくなっている。
ケータイコンテンツ会員(利用者)を母体としたリサーチモニターの場合、モバイルユーザーの特徴そのものを反映している。ただ、マーケティングリサーチの運用面において、回答者全員に謝礼を付与しないなど事業者の運営に問題がある場合があり注意が必要だ。
2.リサーチ機能
更にリサーチ会社を選定する上でポイントとなるのはリサーチシステム機能である。PCリサーチの場合、参入企業も多く市場も成熟化しており、ある意味機能も均一化されている。
中にはPCリサーチと同等の機能を実装したモバイルリサーチを提供する企業があることも事実だが、モバイルリサーチの場合は、事業者によりリサーチ機能が異なっている場合が多い。
しかし、サービス事業者によってはリサーチに必要な基本的な機能(分岐質問、マトリクス、選択肢ランダマイズ等)を備えていないところもある。
このようにリサーチ会社を選定する上でいくつかポイントがある。PCリサーチも同様だが、ただ単に料金ではなく、そのリサーチモニターの属性や母体、運営方法、リサーチ機能をしっかり見定め、そのリサーチ会社の特徴を見極めることが重要だ。
●モバイルリサーチの考え方
PCリサーチと比べるとモバイルリサーチは表示画面が小さい、という問題がある。よって設問数や質問、選択肢等文字数の基準を聞かれることが多い。
設問数に関しては、本来回答者の負担や回答に集中するための継続時間を考えるべきである。設問数というよりは、そのアンケートにかかる時間を目安にすべきである。
PCリサーチの場合、画面が見やすいことがありアンケートにかかる時間は最大30分、推奨されるのは20分位まで。設問数にすると70〜80問が限度であろう。
モバイルリサーチに関しては、通信環境の問題や画面の大きさのこともあり、PCリサーチより短いアンケートとすることが基本的な考え方だ。
時間にして15分以内、長くても20〜25分、設問数は推奨が30問から35問、長くても50問程度となろう。
文字数は、やはり質問や選択の文字数は短く設定すべきである。PCと異なり、ケータイは端末機種の容量(文字数の表示等)に差があり、全ての機種に関してアンケートの反映を検証することは無理があるからだ。
しかし通常のPCリサーチのアンケート程度であれば、ほぼモバイルリサーチで対応可能であることは述べておきたい。
このようにモバイルリサーチの利用に関していくつか留意点を挙げだが、日記調査やテレビの視聴率調査などPCリサーチで実現できない新しい調査も可能であり、リサーチの可能性を広げる手法としてモバイルリサーチを利用して欲しい。
(執筆:ネットエイジア株式会社 マーケティング事業本部 R&D室 室長 境野智樹)
記事提供:ネットエイジア株式会社
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