2007年にはチャンスはめぐってこなかったものの、ルイス・ハミルトンはF1史上、最も成功したドライバーになるかもしれないと、FIA会長マックス・モズレーは語った。
イギリス人であるハミルトンが昨年繰り広げた上位グループでの劇的な争いぶりが大いに気に入った様子のモズレーは、まだ若いハミルトンがこの調子で勝利を積み重ねていけば、F1における偉大なるドライバーたちの経歴をも凌ぐ可能性があると語った。
モズレーは、年1回ロンドンで開催されるメディア昼食会で、ロイター通信の記者に次のようにコメントした。
「何か劇的に悪いことが起こらないかぎり、ルイスはタイトルを何度も獲得するだろう。冷静にドライバーのことだけを考えると、(2007年は、キミ・)ライコネンの番であって、ルイスの番ではなかった。しかし、ルイスには何度もその順番が回ってくるだろう」
「ロン(・デニス)が先日話していたが、とにもかくにも、1点差でタイトルを逃すとか、(年間で)4勝したり、開幕から9戦連続で表彰台に上るなんてことは、やろうとしてもそう簡単にできることじゃない」
モズレーは2008年のF1について楽観的であり、その理由として多くの若い才能の存在を挙げている。
「ルイスがミハエル(・シューマッハー)ぐらい長い間勝ち続けることができれば、ミハエルの記録を塗り替えることができるかもしれない。けれど、他にも若く優秀なドライバーたちが出てきているから、ルイスも簡単には勝たせてもらえないだろうね」と、モズレーは感慨深げに言った。
「ルイスだけではなく、若いドライバーたちの成功は、F1全体に対する新たな関心を生んだ」
「ルイス以外にも、スーパースターになる可能性を持ったドライバーは大勢いる。(セバスチャン・)ベッテルがそのいい例だろうし、セバスチャン・ブルデーは今シーズンのサプライズになると思っている。他にも、(ロバート・)クビカ、(ニコ・)ロズベルグがいるし、(エイドリアン・)スーティルもマシン次第ではかなりいいところまでいくだろう」
[オートスポーツWEB2008年1月30日]