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東京 29
日 ロイター] エルピーダメモリ<6665.T>が29
日発表した2007
年10─12
月連結決算は、
営業損益が89
億円の
赤字(
前年同期は273
億円の
黒字)になった。DRAM(
記憶保持動作が
必要な
随時書き込み読み出しメモリー)
価格の
低迷が、
売上高と
利益をともに
圧迫した。
四半期ベースでは、2005
年7―9
月期以来、
約2
年ぶりの
赤字転落。ロイターエスティメーツによる
主要アナリスト8
人の
予測平均値である37
億円の
赤字より
赤字幅が
大きかった。
売上高は
前年同期比34.1
%減の940
億円、
経常損益は128
億円の
赤字(
前年同期は266
億円の
黒字)、
当期純損益は121
億円の
赤字(
同249
億円の
黒字)だった。
会見した
福田岳弘執行役員は、DRAM
価格が
前四半期(7─9
月期)に
比べ4
割程度下落したと
説明し「
非常に
厳しい中での
事業運営となった」と
語った。
デジタル
家電やモバイル
機器向けのプレミアDRAMは
通常通り5―10
%の
値引き範囲に
収まったものの、サーバーやPC
向けのコンピューティングDRAMのうち1ギガビット
品で
想定以上の
下落があり、
在庫の
評価損が
約90
億円生じたとしている。
また、
回路線幅70ナノ(ナノは10
億分の1)メートル
製品の
生産や
台湾の
力晶半導体<5346.TWO>との
合弁で
持分法適用会社の
瑞晶電子(レックスチップ)の
立ち上げは
順調なものの、コストダウン
効果が
十分に
出ない
時期に
当たったとした。
<08
年1―3
月期も
業績悪化の
可能性>
同社は08
年3
月期の
通期予想を
公表していないが、ロイターエスティメーツによる
主要アナリスト17
人の
営業利益の
事前予測平均値は53
億円となっている。07
年3
月期の
営業利益実績は684
億円だった。
会見した
坂本幸雄社長は
今後の
業績見通しについて「(DRAM
市況が)
今の
価格が
続く前提なら、もっと
悪くなる」と
述べた。ただ、
具体的な
数字については
言及しなかった。
同社は、2008年度の設備投資額について、レックスチップ向けを含め1000億円程度を検討していることも発表した。このうち、6割5分―7割程度を09年前半から量産を始める50ナノ製品向けなどに投じ、残りをレックスチップに振り向ける考え。会見した坂本幸雄社長は「今の時期は、キャッシュアウトせず、コストを切り詰め、開発を前倒しにする。ここをしっかりやっていきたい」と語った。
<3月以降にDRAM価格の回復を予想、業界再編も>
坂本社長は、足元で1ギガビット品で2ドル強に低迷しているDRAM市況について、3月以降、大きく改善してくるとの見方を示した。福田執行役員は、足元の価格動向がITバブルが崩壊して業界再編が起きた時期と重なるとし「再編はまだだが、減産があると見ている」と述べ、価格のメドとして08年4―6月に1ギガビット品が3.5―4ドルぐらいになるとの見方を示した。
坂本社長は「各社とも、今のプライスではオペレーションできなくなってくる。3月、もしくは4、5月ぐらいから(価格が)大きく改善する間に、いろんな提携関係の話が出てくるのではないか」と述べた。エルピーダは、必要があれば他社との提携やM&Aも検討するとしている。
(ロイター日本語ニュース、平田 紀之記者)