ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
正午現在 106.48/53 1.4770/75 157.30/35
午前9時現在 106.97/02 1.4784/89 158.14/23
前日NY17時 106.90/93 1.4783/85 157.95/06
[東京 29日 ロイター] 正午過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅安の106円後半で取引されている。米追加利下げ期待を受けた堅調な米株価を背景に、日経平均株価も底堅く、やや円売りの地合いが予想された。しかし、仲値公示を経て、スポット末日に伴う輸出企業のドル売りなどが出ており、ドル/円、クロス円とも上値が重い。こうしたフローが一段落した後は、再び株価にらみの相場が予想されている。
前日は米追加利下げ期待から米株価が上昇。日経平均も日中は底堅い値動きと予想されたことで、早朝の取引では一時ドルが107.14円まで上昇。その後も円弱含みの展開になるとの見方が広がっていた。しかし、日経平均が300円超上昇した局面でも値動きはこう着している。「106.60/65円付近にオプションの買い、107.15/20円付近にオプションの売りオーダーが並んでいる」(外銀)と指摘されていた。
東京カットのオプションのオーダーは107.00円。107.30/50円付近では戻り売りが出やすいとみられ、「大きく買い進む感じではない」(国内金融機関)という。一方で、前日106円まで下落したものの、下値は堅いと見られている。
仲値公示を経てドル/円、クロス円で輸出企業による売りが出た。ある信託銀関係者は「スポット末日に伴う輸出の売りは昼ごろには一段落する」とし、「そうしたフローが終われば、再び株価にらみの相場に戻る」との見方を示した。
市場では、外債の償還・利払いが話題となっている。今月末から来月はじめにかけて欧米国債などの償還・利払いが相次ぐため、一部の国内投資家がその前後に外貨を売り、円を買い戻す可能性があるとの指摘が複数出ている。市場筋によると、償還は米国債やイタリア債、スペイン債などで行われるため、ドル/円やユーロ/円の売りにつながるという。
朝方発表された12月有効求人倍率はやや悪化、12月失業率は横ばいとなったが、外為市場の反応は薄かった。一方、ブッシュ米大統領は28日、一般教書演説を行い、米経済は減速しているが、長期的なファンダメンタルズは健全だとの認識を示した。東京市場日中の取引で手掛かりになるとの向きもあったが、相場への影響は限定的だった。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)