3月30日告示、4月6日投開票の徳島市長選に向け、民主党や共産党系グループの候補者擁立が大詰めを迎えている。民主党県連は27日、生花園芸会社社長の加藤真志氏(60)=徳島市徳島本町3=に出馬を要請。共産党徳島地区委などで作る「市民の手で安心と夢のあるまち『徳島市』をつくる会」も26日に徳島大名誉教授の十枝(とえだ)修氏(65)=阿南市那賀川町敷地=に立候補を求めた。両氏とも前向きな姿勢。市長選には現職の原秀樹氏(52)が出馬を表明している。
民主党県連は27日に三役会を開催。加藤氏について、会社社長としての経営感覚や、第十堰(せき)運動などに携わった市民感覚などを評価。同氏に出馬要請をした。
加藤氏は徳島市が西新町地区で進めている音楽・芸術ホール計画に対し、見直しを求めている市民グループ「まち再生プロジェクト研究会」代表も務める。「現市政は市民に分かる形でまち作りのコンセプトを示していない。(出馬は)前向きに検討したい。家族の理解を得て、友人とも相談したうえで決めたい」としている。
一方、「つくる会」は26日の役員会で十枝氏の出馬を決めた。人選について「新町西地区再開発の再検討など会の基本政策に合致する。現職を破り、体制を変えるのにふさわしい」などと説明する。
十枝氏は教育学が専門で、護憲市民団体「九条の会徳島」の呼びかけ人も務める。出馬に関して「五分五分」と話すものの、原市政について、「従来の保守政治の枠を出ず、市民を苦しめる政治。そろそろ変えていかなければならない。その橋渡しを私ができれば最高だと思う」と意欲を見せている。【深尾昭寛】
1月29日朝刊