自身が代表を務める企業グループが所有する土地の競売で、買い取り希望者を排除したとして、府警組織犯罪対策2課は28日、木津川市農業委員会会長で不動産会社社長、公文代(くもんだい)憲篤容疑者(69)=同市山城町平尾=を競売入札妨害容疑などで逮捕した。
調べでは、公文代容疑者は山城町農業委員会会長だった04年12月、「公成グループ」が所有する山林(約2890平方メートル)が京都地裁で競売にかけられた際、地裁の照会に対し「農地」と回答。農地法で農地を買い取るには農業委員会の許可が必要となっていることを悪用し、一般の買い取り希望者を排除した疑い。容疑を否認しているという。
地裁は最低価格を180万円に設定していたが、公文代容疑者が180万円1000円で落札した。公文代容疑者とグループは00年に計252億円の債務を抱えて破産しており、府警は公文代容疑者が山林を高く転売しようとしたとみて調べている。【熊谷豪】
1月29日朝刊