参加方法新着ニュース


流し読みニュース > 記事 蕾咲くとき:’08センバツ/3 横浜 本物のチームワーク /神奈川(毎日新聞)
この記事から振り仮名をはずす
*つぼみさくとき:’ぜろはちせんばつ/さん よこはま ほんもののちーむわーく /かながわ(まいにちしんぶん)*

蕾咲くとき:’08センバツ/3 横浜 本物のチームワーク /神奈川(毎日新聞

29日(火)14時0分



*
 ◇をつなぎ、しん一つひとつ
 「バッティングなんて呼べるよべるものじゃない」。12かいのセンバツ出場しゅつじょう決めきめ横浜よこはまだが、小倉おぐら清一郎せいいちろう部長ぶちょう(63)の口調くちょう厳しいいかめしい昨秋さくしゅう以降いこうのチーム打率だりつは3わり36りん。でも、「甲子園こうしえん行っいっ歴代れきだいチームで最ももっとも低いひくい」。
 打てるうてる選手せんしゅとそれ以外いがい大きいおおきい全国ぜんこく制覇せいはには「脇役わきやく自分じぶんなりの能力のうりょく発揮はっきする」ことが欠かかかせないと渡辺わたべもととも監督かんとく(63)は言ういう
 9ばん打つぶつ中原なかはら北斗ほくとくん(1ねん)はグラウンドで、バッティングマシンのきゅう出所しゅっしょ見つめみつめ、バットをよこにした。三塁さんるいせんぎりぎりに転がすころがすセーフティーバントをイメージし、きゅうをはじいた。
 打順だじゅんは、好調コウチョウの1ばん松本まつもと幸一郎こういちろうくん(2ねん)。「とにかくつぎへつなげ』と監督かんとく言わいわれている」。あしはやさには自信じしんがある。「1ばん打ちぶちたい」という目標もくひょうむね秘めひめ、バント練習れんしゅう繰り返すくりかえす
    ○
 試合しあいぜんのグラウンド。ベンチ入りいり全員ぜんいん円陣えんじん組みくみをつないで閉じるとじる。きっかけは岩下いわした博行ひろゆきさん(38)の助言じょごんだった。
 岩下いわしたさんは横浜よこはまこう近くちかく接骨せっこついん営むいとなむかたわら、野球やきゅう専属せんぞくトレーナーを10ねん近くちかく務めるつとめる昨年さくねん9がつ秋季しゅうきけん大会たいかい4回戦かいせん桐光学園とうこうがくえんとの試合しあいぜん選手せんしゅ触れるふれる緊張きんちょう冷たくつめたくなっていた。握るにぎることは緊張きんちょうをほぐす効果こうかがある。主将しゅしょう小川おがわ健太けんたくん(2ねん)に「みんなでをつないだら」と勧めすすめた。
 小川おがわくんが「となり温めるあたためるように」と思うおもうと、不思議ふしぎ緊張きんちょうはほぐれた。以来いらい試合しあいぜんには欠かさかかさない。岩下いわしたさんが歴代れきだいのチームに勧めすすめても、続いつづいたのは初めてはじめてだった。
 「横浜よこはまらしくない」「公立こうりつ高校こうこうみたい」と伝統でんとうこうのファンの映るうつることもある。でも、小川おがわくんにためらいはない。「格好かっこうじゃない。小田こたのこともあったから」。捕手とりて小田こた太平たへいくん(1ねん)が昨夏さっか東海大相模とうかいだいさがみせん許しゆるし振りふり逃げにげを「みんなの責任せきにん」と言いいい切るきる
 をつなぎ「『しん一つひとつに。みんなで試合しあいする』と思うおもうんです」
    ○
 部員ぶいんは2年生ねんせい29にん、1年生ねんせい34にんいま、チームに必要ひつようなものを、渡辺わたべ監督かんとくは「団結だんけつ」と言ういう。ベンチ入りいりはわずか18にん。ユニホームをられない部員ぶいんが「心からこころから応援おうえんしよう」と思いおもい、レギュラーが「あいつらのために勝とかとう」と思うおもうことが、どうしても必要ひつようだ。
 「負けまけなければ、強くつよくなれない。失敗しっぱい乗り越えのりこえて、さらにかみのチームワークができる」
 3がつ22にちのセンバツ開幕かいまくまで2カ月カゲツ切っきった。【すぎ水脈すいみゃく写真しゃしんも】
   ◇  ◇
 「横浜よこはまへん」おわり。「慶応けいおうへん」は31にちから掲載けいさいします。

1がつ29にち朝刊ちょうかん
*

この記事から振り仮名をはずす
seo