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*まちわびたはる:にいちねんぶりのせんばつ/した えーすだいばってき /とうきょう(まいにちしんぶん)*

待ちわびた春:21年ぶりのセンバツ/下 エース大抜てき /東京(毎日新聞

29日(火)13時2分



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 ◇筋力きんりょくアップ、よく芽生えめばえ
 もかじかむ千葉ちばけん白井しらいいち関東せきひがしいちこうグラウンド。7にん投手とうしゅが、紅潮こうちょうさせたかおをゆがめながら全速力ぜんそくりょく駆け抜けるかけぬける下半身かはんしん強化きょうかするための走り込みはしりこみだ。20から30メートルダッシュしてジョギングで流しながし、さらにダッシュを繰り返すくりかえす
 186センチの長身ちょうしん折り曲げおりまげ黙々ともくもくと走るはしるのが、昨秋さくしゅうからエースナンバーを付けつけ松本まつもとりゅうみがく投手とうしゅ(2ねん)だ。
 松本まつもと投手とうしゅ昨秋さくしゅうまで公式こうしきせんでベンチ入りいりしたこともない。3ねん投手とうしゅそう厚かっあつかったためだ。出番でばんがなく、もっぱらスタンドでの応援おうえんが「仕事しごと」だった。
 しんチームとしてスタートする昨秋さくしゅうみやこ大会たいかいすうにちぜん米澤よねさわ貴光たかみつ監督かんとくから渡さわたされたのはエースの背番号せばんごう「1」。うれしい半面はんめん重責じゅうせき震えふるえた。背番号せばんごう自分じぶんでユニホームに縫いヌイ付けつけながら、「『野球やきゅう強いつよい学校がっこう』でエースを背負うしょう責任せきにん」を実感じっかんした。
 あき大会たいかいは、ブロック予選よせんの1試合しあい除くのぞくすべての試合しあい登板とうばんみやこ大会たいかい決勝けっしょうまでの4試合しあいを1にん投げなげ抜きぬき主戦しゅせん役割やくわり果たしはたした。米澤よねさわ監督かんとくは「むしろ実戦じっせん経験けいけん少なかっすくなかっぶん考えかんがえすぎずに投げなげられたのではないか」という。
   ◇    ◇    ◇
 エースを任さまかされた経験けいけんはない。中学ちゅうがく時代じだい地元じもと横浜よこはまでボーイズリーグのクラブに所属しょぞくしたが、常につねに控えひかえ左翼さよく関東せきひがしいちこうには投手とうしゅ入っいったが、中学ちゅうがく時代じだいにヒジを痛めいため影響えいきょうで、本格ほんかくてき投げなげ始めはじめたのは1ねんぜん公式こうしきせん登板とうばんもなく、ひたすら練習れんしゅう投げ込んなげこんだ。
 きゅうしゅ豊富ほうふではない。カーブとスライダー以外いがい変化球へんかきゅういま練習れんしゅうなかだ。長身ちょうしんから繰り出さくりだされるきゅうは「重いおもい」と言わいわれる。だが、直球ちょっきゅうのスピードは130キロだい後半こうはん最高さいこう球速きゅうそくアップに向けむけやく80キロの体重たいじゅう増やしふやし筋力きんりょく強化きょうかするのが課題かだいだ。
 松本まつもと投手とうしゅは「体重たいじゅう増えふえてきた。投球とうきゅうさい体重たいじゅう移動いどうがスムーズにできるようになっている」と自己じこ分析ぶんせきし、冬場ふゆばのトレーニングに手ごたえてごたえ感じかんじている。「優勝ユウショウまで投げなげきりたい」。そんなよく自然しぜんくち出るでるようになった。
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 控えひかえ投手とうしゅ育成いくせい喫緊きっきん課題かだいだ。松本まつもと投手とうしゅ以外いがいは、ベンチ入りいり未定みていだ。米澤よねさわ監督かんとくは「たれ入れるはいれるかはいま段階だんかい判断はんだんするのは難しいむずかしい投手とうしゅたちが台頭たいとうしてきてくれないとセンバツは勝てかてない」と話すはなす
 右腕みぎうで横手よこで投げなげ坂巻さかまき拓哉たくや投手とうしゅ(2ねん)とひだり上手じょうず投げなげ大木おおぎゆうひと投手とうしゅ(1ねん)、みぎ下手したて投げなげの押久保くぼのぼる汰投(1ねん)の3にんは、実戦じっせん経験けいけんがあり、伸びのび期待きたいされる。
 全国ぜんこく強豪きょうごうひしめくセンバツのおお舞台ぶたい勝ち抜くかちぬくには、「つなぐ野球やきゅう」に加えくわえて、投手とうしゅじん成長せいちょうがポイントとなる。【吉永よしなが磨美まみいこーるおわり

1がつ29にち朝刊ちょうかん
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