29日の東京株式市場は、世界的に連鎖していた株安が落ち着きを取り戻しつつあることなどを好感し、ほぼ全面高の展開になった。日経平均株価は2営業日ぶりに大幅反発し、一時、前日終値比418円90銭高の1万3506円81銭まで上昇した。終値は同390円95銭高の1万3478円86銭。TOPIX(東証株価指数)も2営業日ぶりに反発し、同35.70ポイント高の1328.73で取引を終えた。東証1部の出来高は21億4700万株。
前日の米国株の大幅反発に加え、中国・上海や香港などアジアの主要株式市場でも株価が上昇したことで、電機など輸出関連株や海運、商社株などが買われた。
ただ、米国の低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題への警戒感は根強く、ブッシュ大統領が一般教書演説で追加経済対策に言及しなかったことへの失望感も出て、日経平均は前日の下げ幅(約541円)の約7割を回復するにとどまった。
市場では「29、30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げが小幅なら、株価は再び不安定になりかねない」(大手証券)との懸念も出ている。【小倉祥徳】