【バンコク=菅沢崇】パキスタン北西部のバンヌで28日、武装グループが地元警察と銃撃戦の末、高校を占拠して学生約250人を人質に立てこもった。グループは安全な逃走経路の確保を要求したが、地元部族の長老で構成するジルガの説得に応じて人質を解放した。
AP通信によると、グループは学校を占拠する直前に、バンヌに隣接する地区の保健当局の責任者と親類2人を誘拐。地元警察に追跡され、ロケットランチャーや手榴(しゅりゅう)弾などを持って学校内に立てこもった。
犯行グループは7人前後で、追跡の際の銃撃戦でメンバー1人が死亡したという。グループは人質の解放と引き換えに安全に逃走できるよう要求していた。
同国北西部はイスラム過激派の活動が活発な地域。グループの詳しい犯行動機はわかっていないが、内務省のチーマ報道官は「犯行グループはイスラム過激派というよりも誘拐集団」と述べた。
ムシャラフ大統領は滞在先のロンドンで「グループは過激派」との見方を示し、「テロリストには断固とした姿勢で臨む」と述べた。