石油元売り最大手の新日本石油は29日、ガソリン、灯油など石油製品の2月出荷分の卸値を前月比で1リットル当たり1.7円引き上げると発表した。引き上げは昨年12月以来2カ月ぶり。ジャパンエナジーも2円の引き上げを表明、他の元売り各社も追随する見通しだ。小売価格への転嫁が進めば、ガソリンの店頭価格(全国平均)は昨年12月に付けた過去最高値の155.5円に迫る可能性がある。
新日石によると、ガソリンなどを生産するための原油の調達コストは、原油価格の上昇分を為替相場の円高が相殺したため、前月比で1リットル当たり0.1円の上昇にとどまった。しかし、1月に販売会社へ転嫁できなかった分の1.6円を上乗せする。【増田博樹】