【ブリュッセル福原直樹】欧州連合(EU・27カ国)は28日外相会議を開き、セルビア共和国と、EU加盟の前段階となる安定連合協定の暫定協定を、来月7日にも結ぶ方針を決めた。3日に行われる同国大統領選の決選投票では、親欧州派の現職・タディッチ氏と、極右民族派・ニコリッチ氏の一騎打ちとなる。これに先立ち、EUが「懐柔策」を打ち出し、タディッチ氏支持を明確にした形だ。
EUは当初、同協定の本調印を宣言したい意向だったが、オランダが「セルビアはまず旧ユーゴ内戦の重要戦犯を逮捕すべきだ」と反発。結局、自由貿易や査証(ビザ)自由化促進などの分野に絞り、セルビアと調印することを決めた。