三菱重工業は29日午前、臨時取締役会を開き、佃(つくだ)和夫社長(64)が4月1日付で代表権のある会長に就任し、後任の社長に大宮英明副社長(61)が昇格する人事を内定した。西岡喬会長(71)は相談役に退く。
03年6月に就任した佃社長は昨年、在任期間を4年とする同社の慣例を破り続投していた。昨秋から本格的な販売活動を開始した国産旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」など大型案件に一定のめどがついたため社長交代を決めた。
大宮氏は航空宇宙部門が長く、昨年の副社長就任後は全社的な開発・生産体制の強化を指揮していた。今春発表する新中期経営計画の推進役を担う。
【略歴】大宮 英明氏(おおみや・ひであき)東大卒。69年入社。02年取締役、07年から副社長。長野県出身、61歳。