厚生労働省が29日発表した昨年12月の有効求人倍率(季節調整値)は0.98倍で、前月より0.01ポイント下降した。求職者1人にいくつ働き口があるかを示すもので、原油高などにより中小零細企業の新規求人数が減ったことが影響した。5カ月連続の悪化で、前月に続き1倍を割り込んだ。
正社員に限った倍率は、前年同月比0.05ポイント減の0.63倍だった。従業員29人以下の中小企業の新規求人は19.3%減の30万4456人。07年平均の有効求人倍率は前年比0.02ポイント減の1.04倍で、5年ぶりに低下した。
また、総務省が29日公表した労働力調査(速報)によると、昨年12月の完全失業率(季節調整値)は前月と同じ3.8%だった。男性は前月と同じ3.9%、女性は0.1ポイント増の3.7%。
07年平均の完全失業率は3.9%で、前年より0.2ポイント改善した。通年の完全失業率が3%台となったのは、3.4%だった97年以来10年ぶり。【大場伸也】