大証ヘラクレス上場のソフト開発会社「アスキーソリューションズ」(東京都渋谷区)が上場時に1億円超の架空売り上げを計上した疑いがあることが分かった。証券取引等監視委員会は証券取引法違反(有価証券報告書等の虚偽記載)容疑で同社に課徴金を科すよう近く金融庁に勧告する方針。
同社によると、設計面で顧客のニーズと合わず未納入となったカラオケリモコンを納入したように偽り、05年9月中間期と06年3月期決算で約1億3600万円の架空売り上げを計上するなどした疑い。06年4月の上場時に虚偽決算に基づき上場承認された疑いがある。
同社はIT関連雑誌出版社「アスキー」元社員らが02年6月に営業開始。07年9月中間期半期報告書が未提出だとして12月、上場廃止の可能性を投資家に知らせる「監理ポスト」に割り当てられた。【堀文彦】