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*いしがにんいこうけんけいやく、もとかんじゃじょせいのいさんすうおくえんうけとる(よみうりしんぶん)*

医師が任意後見契約、元患者女性の遺産数億円受け取る(読売新聞

29日(火)12時5分



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 東京とうきょう都内とない私立わたくしりつ大学だいがく病院びょういん医師いしが、もと患者かんじゃ女性じょせい任意にんい後見こうけん契約けいやく結びむすび昨年さくねん6つき女性じょせいが81さい亡くなっなくなっのち遺言ゆいごんによりすうおくえん上るのぼるぜん財産ざいさん譲り受けゆずりうけていたことがわかった。

 女性じょせい親族しんぞく反発はんぱつしている。

 読売新聞よみうりしんぶん取材しゅざいに対しにたいし医師いし代理人だいりにん通じつうじ、「法的ほうてきにも倫理りんりてきにも問題もんだいはない」としたじょうで、「女性じょせい遺志いし尊重そんちょうし、財産ざいさんすべてを大学だいがく研究けんきゅうなどに寄付きふする」と回答かいとうした。

 しかし、任意にんい後見こうけん制度せいど詳しいくわしい専門せんもんからは、「業務ぎょうむとしてかかわる後見人こうけんにん遺贈いぞう受けるうけるのは職業しょくぎょう倫理りんり反するはんする」との指摘してきている。

 医師いし代理人だいりにん弁護士べんごしによると、医師いしは1987ねん女性じょせい入院にゅういんしたさい担当たんとういちにんとして知り合いしりあい女性じょせいが95ねんさい入院にゅういんしたさい担当たんとうした。女性じょせいあね病弱びょうじゃくで、転院てんいんさき生活せいかつじょう相談そうだん乗るのるじゅう親しくしたしくなったという。女性じょせいあね結婚けっこんしておらず、千代田ちよだ区内くない自宅じたくに2にん暮らしくらしていた。どう区内くない宅地たくちやく240平方メートルヘイホウメートルなど、不動産ふどうさん預貯金よちょきんすうおくえん相当そうとう」(代理人だいりにん弁護士べんごし)の財産ざいさん所有しょゆう親類しんるいとは疎遠そえんで、2003ねん4つき医師いし将来しょうらい女性じょせいあね後見人こうけんにんになるよう任意にんい後見こうけん契約けいやく結びむすび同時にどうじに遺言ゆいごん公正こうせい証書しょうしょ作成さくせいした。

 遺言ゆいごんは、「頼れるたよれるよりはなく、長年ながねんにわたり医師いし病気びょうき診療しんりょうその他そのた多くおおくのことで一方いっぽうならぬお世話おせわになった。心からこころから感謝かんしゃ気持ちきもち表しあらわし医師いし夫妻ふさい財産ざいさん遺贈いぞうすることにした」として、〈1〉姉妹しまい死亡しぼうしたとき遺産いさんは、だいいちお互いおたがいが、だい医師いしが、だいさん医師いしつま譲り受けるゆずりうける〈2〉遺言ゆいごん執行しっこうもの医師いし指定していする−−と定めさだめられた。

 女性じょせいあねは、遺言ゆいごん作成さくせいの3か月かげつのち、86さい死亡しぼうあね財産ざいさん相続そうぞくした女性じょせいその後そのご医師いし世話せわ都内とない有料ゆうりょう老人ろうじんホームに転居てんきょした。医師いしつま女性じょせい外食がいしょく連れ出しつれだしたり、正月しょうがつ自宅じたく招いまねいたりといった付き合いつきあいをしていたが、昨年さくねん6つき亡くなっなくなった。

 日本にほん医師いしかいが04ねん策定さくていした医師いし職業しょくぎょう倫理りんり指針ししんは、医療いりょう行為こういに対するにたいする謝礼しゃれい患者かんじゃから受け取るうけとることを禁じきんじている。女性じょせい親族しんぞくいちにんは、「患者かんじゃ医師いしに対するにたいする信頼しんらい悪用あくようした行為こういで、医師いし倫理りんり反するはんする」と反発はんぱつしている。

 医師いし代理人だいりにん弁護士べんごしは、「医師いし長年ながねん女性じょせい家族かぞくぐるみの付き合いつきあいをしており、医療いりょう行為こうい基づくもとづく謝礼しゃれいではない。遺贈いぞう女性じょせい本人ほんにん遺志いし基づくもとづくもので、法的ほうてきにも倫理りんりてきにも問題もんだいない」としている。医師いし所属しょぞくする大学だいがくは、「医師いし女性じょせい個人こじんてき問題もんだいで、一切いっさい関知かんちしない」とコメントしている。
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