古田雄介のアキバPickUp!:「
自作パソコンが
好き!」という
人のために
開催された
自作PCの
祭典は、
一部で“
鬼門”と
呼ばれた
秋葉原コンベンションホールで
大盛況のにぎわいをみせた。680
万円の
超高解像度ディスプレイも
展示。
【他の画像】●
自作欲を
かき立てる製品が、ゆっくり
見られて
大好評 1
月26
日と27
日に、
秋葉原ダイビルの2
階にある「
秋葉原コンベンションホール」で、PCパーツメーカーの
最新製品が
多数展示される「DIYPCExpo2008」が
開かれた。イベントの
後援を
大手代理店のアスクが
行っており、アスク
取り扱いのメーカーを
中心に、CPUからマザーボードベンダー、サプライメーカーなどが
参加し、
自作PCで
使えるさまざまなパーツが
一堂に
会した。
秋葉原コンベンションホールは、PCパーツショップ
密集地から
離れているなど、アクセス
面での
問題があり、
一部のイベント
主催者から「コンシューマー
向けイベントをやるには
不向き。いわば“
鬼門”といえるかも」と
言われてきた(ダイビル2
階と
言えば、マニアすぎたWindowsVistaUltimate
α+の
祭典が
記憶に
新しい)。
しかし、DIYPCExpo2008はそんな
評判をくつがえすほどの
集客があり、
取材日の26
日には、
同日カフェソラーレリナックスカフェ
秋葉原店で
開かれた「WindowsVista
発売1
周年記念アニバーサリー
特別イベント」に
匹敵する
盛り上がりを
見せていた。
来場していたPCイベントの常連さんは「各ブースをゆったり見て回れて満足だよ。常にすし詰め状態のリナックスカフェに慣れていると、どれだけ快適か実感できるね」と笑う。また、あるメーカーのスタッフも「来場者の方とじっくり話ができるのがよかったです。ある程度の集客が見込めるなら、ココも悪くないですね」と、秋葉原コンベンションホールを見直している様子だった。
●3840×2160ドットの56インチディスプレイ――値段は680万円
圧倒的な存在感で注目を集めていたのは、三菱電機の超高解像度液晶「56P-QF60LC」だ。3840×2160ドットという、フルハイビジョン4画面分の解像度を備えた56インチ液晶ディスプレイで、当日は2基のQuadroFX5600を搭載したエルザ製グラフィックスアダプタを介して、全画面を使った3DCADのデモを行っていた。
三菱電機は「医療の分野などで高解像度液晶を求めるニーズがあります。個人向けに少し小型化したタイプを出すかもしれません。56P-QF60LCは個人でもお買い求めいただけますが……お値段は、680万円くらいします」と語る。
また、ザルマンのブースでは、3D表示に対応した液晶ディスプレイ「ZM-M320W」が展示されていた。専用の3Dメガネを装着することにより、付属のソフトウェアで3D表示を調整して、立体映像が楽しめる。「3Dゲームがよりいっそう楽しめますよ。早ければ2月中旬に出荷できるかもしれません」という。
●マウス操作可能なBIOSをMSIブースで発見
MSIのブースで注目を集めていたのは、同社が「旧正月明けの2月下旬から3月初旬に登場する予定です」と語るP35マザーボード「P35Neo3-EFINITY」のデモ機だ。マウスで操作できる新開発のEFI(ExtensibleFirmwareInterface)を採用しているのが特徴。EFI上で、メディアプレーヤーやゲームなども楽しめるという。価格は未定ながら、2万円以下になる見込みだ。
また、完全ファンレスでSSDなどを使えば“無音PC”も可能な小型ベアボーンキット「TITAN700(仮称)」の展示品も多くのユーザーが関心を寄せていた。なお、一部でMSIからの登場がウワサされている“EeePCっぽいノートPC”については、本社から口止めされているらしく、ノーコメントだった。
そのほかに注目を集めていたのは、フィリップファンのブースだ。サーマルティクの「iFan」のように、回転する羽根にLEDライトによる文字を浮かび上がらせたファン「エバーフラッシュ」を複数展示していた。
専用キットにより、自分で好みの文字を設定できるのが特徴。「4月ごろに登場すると思います。ファンと書き換えキットをパッケージにして3500円前後で販売する予定です。そのほか、対応ファンだけを単品でも売る予定です」とのこと。
●かけめぐる“兄貴”――「あえてPhenom9900/9700を遅らせた」
DIYPCExpo2008では、マイクロソフトやNVIDIAなどの公開セミナーも開かれ、「WindowsVista発売1周年記念アニバーサリー特別イベント」でもトークセッションを行った“兄貴”こと日本AMDの土居憲太郎氏や、マイクロソフトの森洋孝氏がマイクを握った。
26日に行われたセミナーで、参加者から「トリプルコアが先に出るのは、クアッドコアの生産が上手くいっていないせいか?」などのキツイ質問を受けた土居氏は、「トリプルコアを販売するために、あえてクアッドコアの上位モデルを遅らせたのです。生産自体は順調ですよ」(土居氏)と答えていた。
その後、土居氏はWindowsVista発売1周年記念イベントのプレゼント抽選会に登場するため、カフェソラーレリナックスカフェ秋葉原店に戻るなど、多忙な一日を送った。「近いうちにまたAMDイベントをやりたいですね。Phenom9000e/8000シリーズ登場時か、AMD780登場時か……期待していてください」(土居氏)。
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