大津市の瀬田川を拠点に活動するNPO法人(特定非営利活動法人)「瀬田漕艇倶楽部」(瀬田RC)が今春をめどに、オーストラリア・シドニーにあるボートクラブとの姉妹提携の締結を進めている。海外クラブとの提携は珍しく、締結すれば両クラブの拠点で自由に競技ができる。豪州ではボート競技が生涯スポーツとして盛んで、同倶楽部は「交流を続け、運営方法なども吸収したい」と期待を寄せる。
姉妹提携を進めているクラブは「North Shore Rowing Club」(NSRC)。シドニー湾を拠点とし、創立約130年の伝統がある。企業や学校、地域での技術指導のほか、レースも自主運営する。豪州では若年者から高齢者まで幅広い世代が親しんでいる。
瀬田RCは1977年創立で、約200人の会員を抱える。日本代表選手を輩出しているほか、市民向けに教室を開催するなど力を注いでいる。
提携話は、NSRCで活動し、瀬田RCの賛助会員でもある日本人男性が持ち込んだ。瀬田RCが4月中に豪州へ赴き、提携を結ぶ予定だ。
その際に交流の第1弾として、NSRCが主催するレースに参加する。瀬田RCも本年度中に、NSRC会員を競技者向けのレース「ヘッド・オブ・ザ・セタ」や琵琶湖周航へ招待することを計画する。
瀬田RCの今城律雄代表理事は「日本のボート競技は高校生や大学生中心だが、豪州のノウハウを取り入れることで生涯スポーツとしても定着させていければ」と話している。