ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)28日の米株式市場で、特殊化学品メーカーのローム・アンド・ハース(NYSE:ROH)が6%強値上がりした。終値は、前週末比3.04ドル(6.09%)高の52.94ドル。
同日発表した2007年10−12月期決算は、電子機器用素材や塩製品、機能性化学品事業が好調で8%の増益だった。
純利益は1億8000万ドル(前年同期は1億7600万ドル)、1株利益は91セント(同80セント)。継続事業による1株利益は91セント(同76セント)となりトムソン・ファイナンシャルが集計したアナリスト予想平均の78セントを上回った。
売上高は23億4000万ドルと前年同期の20億3000万ドルから16%増加した。部門別売り上げはアジアからの需要が増え電子機器用素材関連で23%増、電子機器技術関連向けで16%増、また、寒冷な気候が続いたため塩製品で57%増といずれも2けたの増収を記録した。塩製品が大幅に改善され住宅市場の低迷の影響で落ち込んだ北米事業を補った。
同社はこの日、08年通期の調整後ベースの1株利益が3.80−4.00ドルとの見通しを示す。また売上高については「新興市場の需要増加が米国内の景気減速による影響を十分補う」とし約100億ドルとした従来予想を据え置した。07年は1株利益が3.41ドル、売上高が約90億ドル。直近のアナリスト予想平均はそれぞれ3.85ドルと94億5000万ドルになっている。
同社幹部は決算リリースで、「エレクトロニクス分野における我が社の最新技術により急成長する新興市場で実績を伸ばしており、ニッチ市場でのわが社の強固な地位と合わせ今後直面する困難な状況を乗り切ることができるはずだ」と述べている。