ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米メディア投資会社のリバティー・メディアCorp.(Nasdaq:LINTA)(Nasdaq:LCAPA)は28日、インターネット複合企業IAC/インタラクティブコープ(Nasdaq:IACI)のバリー・ディラー会長から同社の経営権を取得するための行動を起こした。
リバティーはIACの過半数株式を保有しているが、ディラー氏は長年、委任状による合意に基づきIACの議決権を行使してきた。リバティーは今回、IACの取締役会からディラー氏とほかの多くの取締役を排除するため、デラウェア州平衡法裁判所に訴訟を提起した。この訴訟では、リバティーが更迭しようとしている取締役に代えて、リバティー側の代表者数人を取締役に指名するよう求めている。
これに関連してリバティーは、BDTVの単独取締役であるディラー氏を更迭するための行動も起こした。リバティーはIAC株を、BDTVを通じて保有している。リバティーは、こうすることにより、IAC株の議決権を取り戻すことができると考えている。だがディラー氏は、リバティーが保有しているIAC株の議決権をディラー氏が行使する権利には影響しないと主張するとみられる。
リバティーがこうした行動を起こす1週間前、IACとリバティーは、IACが幾つかの主要部門をスピンオフ(分離・独立)しリバティーの影響力を制限しようとしていることについて同裁判所に互いに提訴した。
リバティーの行動に対しディラー氏は声明で「今回の激しい攻撃については、彼らは正常ではないと私は思い始めている。彼らが引き合いに出していることはいずれもでたらめだ。第一、われわれは取締役会に特定の提案についての投票行動を指示したことはない。われわれがしたことは、今回の衝突を踏まえると責任ある行動だったと考えているのだが、デラウェアの裁判所に行き、IACがどのような権利を持っているのか、あるいは持っていないのかを判断してもらうということだ」と述べた。
ダウ・ジョーンズとIACは共同出資で個人向け金融ウェブサイトを運営している。ダウ・ジョーンズは米ニューズ・コーポレーション(NYSE:NWS.A)傘下。