サンフランシスコ(ダウ・ジョーンズ)仮想化ソフトウエアメーカーの米VMウエア(NYSE:VMW)が28日発表した10−12月期決算は80%増収となり、純利益が2倍以上に膨らんだ。ただ、売上高が市場予想を下回ったため、同社の株価は時間外取引で急落している。
10−12月期の純利益は7820万ドル(前年同期は3100万ドル)、1株利益は19セント(同9セント)。特別項目を除いたベースの1株利益は26セントだった。
売上高は4億1250万ドル(同2億2960万ドル)。
調査会社トムソン・ファイナンシャルが集計したアナリスト平均予想は1株利益が24セント、売上高が4億1740万ドルだった。
VMウエアに対する投資家の期待はあまりにも大きかったため、売り上げが予想をやや下回っただけでも、株価が急落するといった結果を招いた。また、売り上げが予想に達しなかったことは、マイクロソフト(Nasdaq:MSFT)、オラクル(Nasdaq:ORCL)などとの競争がより厳しくなっていることを示唆している可能性がある。
グローバル・エクイティーズ・リサーチのアナリスト、トリップ・チョウドリー氏は「長い間、VMウエアはこのマーケットを独占していた。しかし、もはやそうではなく、VMウエアの売り上げに響くようになっていると人々は認識しはじめている」と述べた。
VMウエアは、同社の仮想化ソフトの2008年売上高は約50%増加するとの見通しを示した。この見通しもアナリストの予想を下回った。
VMウエアの2008年売上高のアナリスト平均予想は前年比約56%増の約20億8000万ドルとなっている。
決算は米株式市場の取引終了後に発表された。同社株の28日終値は前営業日比2.45ドル(3.04%)高の83.00ドル。その後の時間外取引では下げに転じ、通常取引終値比25.99%安の61.43ドルで取引されている。