「京都牝馬S・G3」(2月3日・京都)
春の大目標となるヴィクトリアマイル(5月18日・東京)へと続く古馬牝馬の熱い戦いがスタート。始動戦をにらみ、淀のマイルに個性派がズラリと顔をそろえた。ヒロイン候補は、阪神C3着のブルーメンブラット。昨秋から頭角を現し、ここに来て本格化の様相。心身ともに充実期を迎えている。中間の気配も抜群に良く、重賞初制覇へ向けて好ムードが漂う。
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牝馬らしい、しなやかな走りで昨秋の府中戦を2連勝。続く阪神Cでも3着と健闘したブルーメンブラットは、次なるターゲットを京都牝馬Sへ定めた。
前走に比べて、相手関係は随分と楽になる。阪神Cは強豪牡馬が幅を利かしたG2戦。結果は直線外から猛追するも及ばず3着だったが、上がり3Fはメンバー中最速の34秒0。しっかりと印象付けたシャープな伸び脚に、陣営はタイトル奪取への手応えをつかんだ。「いざゴーサインを出したところで不利。あれがなければもっと際どかった。ルメールも2度目。好走条件はそろっているし、普通に走ってくれれば結果は付いてくると思います」と濱名助手は力強い。
レース後は厩舎で調整。運動とプールで軽めに調整してきたが、実はその間、さらなるステップアップのきっかけをつかんだ。「前任者にも聞いてみたのですが、安藤厩舎在籍時も含めて、プール調整は初めての試みだったんです。それがすごく効果的。“ここまで落ち着くのか”って感じです」。あまりのひょう変ぶりに驚きの表情。無駄な力を使うことがなくなり、よりレースへ向けての集中力が高まっている。
仕上げの過程も順調そのもの。1週前追い切りは、栗東坂路で格下馬を相手に併走先着。4F53秒0-38秒3-12秒4の好タイムをマークした。騎乗した井上助手は「先着は当然としても反応が良かった。前回よりも良かったと思います」と好感触を口にした。
まずは重賞Vで存在感をアピール。その視線の先には、5月の華やかなG1の舞台がはっきりと見えている。