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*うそではなかったしゃんはいはつ「Xでー」のうわさ(さーちな・ちゅうごくじょうほうきょく)*

ウソではなかった上海発「Xデー」のうわさ(サーチナ・中国情報局

29日(火)11時42分



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常識じょうしきハズレの中国ちゅうごくビジネス指南しなん(2)ひく遠藤えんどうまこと

 今回こんかいは、ビジネスそのものからちょっと離れハナレて、しゅん話題わだいお伝えおつたえすることにしたい。実はじつはつい先週せんしゅうの2がつ21にち証券しょうけん会社がいしゃ勤めつとめているかつての同級生どうきゅうせいAから、携帯けいたい電話でんわ入っいった。こんな調子ちょうしだった。

 「もしもし、遠藤えんどうか!おい、おまえの言っいっ通りとおりだよ!中国ちゅうごく銀行ぎんこうがサブプライムで損失そんしつ抱えかかえているっていうニュースがクイックで流れながれて、日本にほん株式かぶしき市場いちば真っ逆さままっさかさまだ。もうダメだ、暴落ぼうらくだぁー」

 「おいおい、落ち着けおちつけよ。そんなにひどいことになっているのか?でも日本にほん企業きぎょう業績ぎょうせき底堅いそこがたいから、そのうち戻るもどるだろう?」

 「ノンキなこと言わいわないでくれよ!おれ大口おおくちきゃく信用しんよう買いがいついしょう(おいしょう)が発生はっせいするんだよ。きゃくからの苦情くじょう電話でんわ止まらとまらない!あー、もうダメだ、世界せかい恐慌きょうこうだぁー」と叫んさけん電話でんわ切っきってしまった(ちゅうついしょういこーる追加ついか保証ほしょうきんりゃく信用しんよう取引とりひき損失そんしつ発生はっせいして証券しょうけん会社がいしゃ追加ついか入れるはいれる保証ほしょうきんのこと)。

◆Xデー到来とうらいのうわさ

 ばなしさく07ねん12がつ初めはじめごろにさかのぼる。上海しゃんはい友人ゆうじんIくん電話でんわ話しはなしているときに、こんなはなしになった。「遠藤えんどうさん、どうも中国ちゅうごく金融きんゆう機関きかんがサブプライムで損害そんがい出しだしているらしいんですよ。それが公表こうひょうされるのは来年らいねんのXデーだと、こちらではうわさになっています」「ほう、それはすごいね。それで、そのXデーとはいつだい?」「1がつ18にちらしいですよ」

 実はじつはそのいち週間しゅうかんのちにかつての同級生どうきゅうせい集まるあつまる忘年会ぼうねんかいがあった。わたくしがそのでAに、そのはなしをしたのはいうまでもない。「中国ちゅうごく金融きんゆう機関きかんがサブプライムで損害そんがい出しだしていることが、来年らいねんの1がつ18にち公表こうひょうされるらしいよ。本当ほんとうなら中国ちゅうごくかぶのXデーだね。まぁまァ中国ちゅうごく市場いちばには風説ふうせつ多いおおいけどね」

 A年初ねんしょめにそのはなし上司じょうしにしたところ、「そんなことあるわけないだろう」と一笑いっしょう付さふされたという。それが、結局けっきょく、たまたま3にち違いちがいの21にち実現じつげんしてしまい、冒頭ぼうとう電話でんわになったというわけだ。

 さて、1がつ21にち株価かぶか下落げらく引き金ひきがねとなった出所しゅっしょ報道ほうどうは、香港ほんこん英字えいじサウスチャイナ・モーニングポストである。同紙どうし中国ちゅうごく大手おおで国有こくゆう銀行ぎんこう中国銀行ちゅうごくぎんこうが、米国べいこくのサブプライムローン関連かんれん投資とうしで、07ねんだい4四半期しはんき巨額きょがく評価ひょうかそん計上けいじょうする見通しみとおしだと報じほうじた。

 それに対してにたいして中国ちゅうごく政府せいふ中国銀行ちゅうごくぎんこうは21にちにはコメントを出さださず、よく22にちには上海しゃんはい証券しょうけん取引とりひきじょ中国ちゅうごく銀行ぎんこう国内こくない投資とうし向けむけAかぶ取引とりひき終日ひねもす停止ていししてまった。そして中国ちゅうごく銀行ぎんこうは22にち香港ほんこん市場いちばで、「上場じょうじょう規則きそく定めさだめられた開示かいじ情報じょうほうはない」と発表はっぴょうする。中国ちゅうごく銀行ぎんこうよく23にち、こうしたサブプライムローン関連かんれん損失そんしつ赤字あかじ転落てんらくについて、「報道ほうどうはまったく根拠こんきょがない」と否定ひていする公告こうこく発表はっぴょう上海しゃんはい株式かぶしき市場いちばでは同日どうじつ中国ちゅうごく銀行ぎんこう取引とりひき通常つうじょうより1時間じかん遅れおくれ再開さいかいされた。この寄り付きよりつきこそ売り込まうりこまれたが、終値おわりね反発はんぱつして終わっおわっている。

株価かぶか指数しすう振り返れふりかえれ

 株価かぶか指数しすう整理せいりしてみよう。今年ことし入っいって、1がつ14にちがつ)に5770.529ポイントでピークをつけた上海しゃんはいAかぶ指数しすうは、その後そのご下がりさがりだし、18にちかね)に5436.876ポイント、21にちがつ)は5157.445ポイント、22にち)4785.738ポイント、23にちみず)は否定ひてい報道ほうどう反発はんぱつし、4936.000ポイントとなった。そして25にちかね)には4997.674ポイントまで戻しもどしてきている。

 つまり、「中国銀行ちゅうごくぎんこう巨額きょがく損失そんしつ」と報道ほうどうのあった21にちは、▲312.554ポイントと急落きゅうらくしたが、すでにその前週ぜんしゅういち週間しゅうかんかけて▲333.653ポイントと下げさげていたのである。このAかぶ指数しすう動きうごき見るみる限りかぎりでは、すでに21にち香港ほんこん報道ほうどうある程度あるていど予測よそくされていた――というのは、うがった見方みかただろうか?いつか来るくる、いつか来るくる怯えおびえていた投資とうしのマインドを絶妙ぜつみょうのタイミングで刺激しげきした報道ほうどうだった。

 昨年さくねん上海しゃんはいでうわさになっていた「Xデー」とは、いったいなんだったのだろうか?日本にほん公共こうきょう放送ほうそうだってインサイダー取引とりひき問題もんだい起こすおこすのだから、株式かぶしき市場いちば歴史れきし浅いあさい中国ちゅうごくではなんがおきても不思議ふしぎはないかもしれない。しかし、そういうことがあり得るえるマーケットだという認識にんしきはもっておく必要ひつようはあるだろう。

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