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*きしゅうざいでらくせきぼうごしがらみ、かんばつざいをゆうこうりよう けんりんぎょうしけんじょう(わかやま)(きいみんほう)*

紀州材で落石防護柵、間伐材を有効利用 県林業試験場(和歌山)(紀伊民報

29日(火)17時4分



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 世界せかい遺産いさん熊野いや古道ふるみち訪れおとずれ観光かんこうきゃくらに、紀州きしゅうざいさを知っしってもらおうと、けん林業りんぎょう試験場しけんじょう上富田かみとみだちょう)が間伐かんばつざい丸太まるた利用りようした落石らくせき防護ぼうごしがらみ開発かいはつした。2008年度ねんどから試験しけん導入どうにゅうするため、田辺たなべいち本宮ほんぐうちょう道路どうろ駐車ちゅうしゃなど人目ひとめ付きつきやすい設置せっち場所ばしょ探しさがしている。評価ひょうかられれば10年度ねんどから本格ほんかく導入どうにゅうしたいという。試験場しけんじょうは「環境かんきょう景観けいかんへの配慮はいりょ間伐かんばつざい有効ゆうこう利用りようにつながれば」と期待きたいしている。
 これまで木材もくざい一瞬いっしゅん衝撃しょうげきにどれだけ耐えたえられるかという研究けんきゅうデータがほとんどなかったため、公共こうきょう土木どぼく事業じぎょう使わつかわれなかった。最近さいきんになって景観けいかん環境かんきょう配慮はいりょした公共こうきょう事業じぎょう注目ちゅうもくされ、ガードレールや砂防さぼうダムの木質もくしつなど簡易かんい構造こうぞうもの使わつかわれているが、もく強度きょうど生かしいかし本格ほんかくてきなものはなかった。
 しがらみ使用しようしているのは直径ちょっけい14センチ(原木げんぼく16センチ)、ながさ3メートルの間伐かんばつざい鉄柱てっちゅう挟んさしはさん固定こていする。06年度ねんどから研究けんきゅうしている。
 安全あんぜんせい確かめるたしかめる衝突しょうとつ実験じっけんでは、直径ちょっけいやく30センチ、おもさ38キロのこく斜面しゃめんじょう5メートルのところから落ちおちてくる衝撃しょうげきりょくというくに基準きじゅん行っおこなった。実験じっけんでは300キロのてつきゅう振り子ふりこ形式けいしき衝突しょうとつさせ、基準きじゅんの5ばい衝撃しょうげきまで持ちこたえるもちこたえることを確認かくにんした。
 耐久たいきゅうせいでは既存きそん防腐ぼうふ薬剤やくざいかなだ処理しょりすることで、やく10ねん使用しようできることも分かっわかった。建設けんせつについては、現在げんざい主流しゅりゅうあみとワイヤロープを組み合わせくみあわせ金属きんぞくせいより割高わりだかになるが、1・5ばい以内いない抑えおさえたいという。
 このほか、1区画くかく(3メートル)ごとの修理しゅうり可能かのうで、人手ひとで少なくすくなく簡単かんたん行えるおこなえるというメリットもある。
 井戸いどひじりとみ研究けんきゅういんは「世界せかい遺産いさん設置せっちして多くおおくひと評価ひょうかしてもらいたい。木製品もくせいひんひとにも優しくヤサシク紀州きしゅうざいさを知っしってもらうよい機会きかい」と話しはなしている。
 和歌山わかやまけん地形ちけいてき山間やまあい海岸かいがんせん道路どうろ多くおおくけん事業じぎょうだけでも毎年まいねん延長えんちょう3キロの鉄製てっせい落石らくせき防護ぼうごしがらみ整備せいびされている。

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