[東京 28日 ロイター] ファナック<6954.T>は28日、2007年度9カ月(4─12月)連結決算について、営業利益が1495億2700万円(前年同期比17.2%増)になったと発表した。引き続き中国などアジア向けが好調なほか、米州(米国、カナダ)の自動車向けロボットが急速に回復したことが背景。
2008年3月期の予想については、営業利益1796億円(前年比10.2%増)を据え置いた。
セグメント別では、FA、ロボット、ロボマシンの全部門が伸びを示し、海外地域別では米州、欧州、アジア向けがいずれも拡大した。とりわけ、これまで停滞していた米州向けの売上高が第3・四半期(10─12月)に238億1900万円(前年同期比24%増)を確保。9カ月の累計でも601億2300万円(前年同期比4%増)と増収となった。米国において自動車向けのロボットが急速に回復している。
一方、アジアについても、中国が好調をキープしているほか、他の新興国ではインドが拡大する一方、先行きはロシアの伸びが期待できるという。
メーカーの中には、米州の落ち込みを新興国の需要増加でカバーするケースが多いが、同社の場合、新興国の好調に米国の回復が上乗せされる格好となっている。
第4四半期(1─3月)以降について同社の小島秀男専務は「中国は過去の経緯から、1─3月に旧正月の影響を受けて落ちるものの、現時点では高い水準が続いている。米国についても現時点で落ちる傾向はない」と述べた。
米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題の影響については「一般消費者や金融関係がユーザーではないため、影響を今のところ受けていない」(小島専務)という。