石油化学工業協会(会長、米倉弘昌・住友化学社長)は28日、基礎的な原料のエチレンの07年生産量が773万9200トン(前年比2.8%増)と、99年の768万6900トンを上回り8年ぶりに過去最高を更新したと発表した。エチレンは塩化ビニール樹脂など多くの化学製品の素材になる。07年は自動車や電気製品向け合成樹脂の需要が旺盛で、中国などアジア地域への輸出に加え、国内需要も堅調だった。
米倉会長は「原油高などで景気の下ぶれリスクが高まっているが実態経済は堅調。08年もアジアの成長が続き、国内生産も落ち込まないのではないか」との見通しを示した。【小島昇】