【ソウル堀山明子】韓国の李明博(イミョンバク)次期大統領(66)は28日、記者会見し、次期政権の初代首相に韓昇洙(ハンスンス)元外交通商相(71)を指名すると発表した。「だれよりもグローバル精神があり、資源外交を実践できる適格者」と述べた。国会聴聞会を経て来月末の政権発足時に就任する予定。
指名を受け韓氏は「国民のために働く内閣にしたい」と、実用型内閣を率いる姿勢を強調。また、20年、30年後の経済状況を見据え「中東だけでなくアフリカ、南米、ロシアなどと積極的に外交を展開し、エネルギー資源(調達先の)の多角化に努める」と抱負を語った。
首相選びの過程では、4月の総選挙に向け党内結束を固めるため、李氏とハンナラ党大統領候補の公認争いをした朴槿恵(パククンヘ)前代表の起用も検討された。しかし、国会議員候補の公認問題をめぐり党内がギクシャクする中、朴氏が難色を示したとされる。
韓氏は、盧泰愚(ノテウ)政権下の88年、当時の商工相に就任。金泳三(キムヨンサム)政権では駐米大使、大統領秘書室長などを歴任した。金大中(キムデジュン)政権でも01〜02年に外相になり、国連総会議長も兼務するなど3政権に寄与した。朴氏の母方の親せきにあたる。