世界最小の哺乳類「トウキョウトガリネズミ」など霧多布湿原(釧路管内浜中町)に生息する希少動物の研究・保護に共同で取り組もうと、札幌市円山動物園(金沢信治園長)は27日、浜中町のNPO(非営利組織)法人「霧多布湿原トラスト」(三膳時子理事長)と「パートナーシップ協定」を締結した。
協定は、同トラストが湿原で動物を捕獲して円山動物園に運ぶ。円山動物園は同トラストの環境保全活動を紹介するとの内容。トウキョウトガリネズミは、体長約4センチ、体重2グラムと人間の親指ほどの大きさの小動物。国内では霧多布湿原などごく限られた地域で確認されているが、個体数や生態はほとんど明らかになっていない。
円山動物園は3月にも道内の小動物を展示する「どさんこの森」(仮称)を開設する計画で、これに合わせて希少小動物の研究・保護を強化。トウキョウトガリネズミの繁殖にも取り組む考えだ。
金沢園長は「希少動物の保護と環境保全に向けしっかり手を組んで研究を進めたい」と語った。【横田愛】
1月28日朝刊