競売物件の「山林」を「農地」と偽って京都地裁に申告したとして、京都府警組対二課と上京署などは28日、競売入札妨害の疑いで、木津川市山城町平尾城垣内、市農業委員会会長公文代憲篤容疑者(69)を逮捕した。
調べでは、公文代容疑者は旧山城町農業委員会会長だった2005年9月、整理回収機構(RCC)が申し立てた同町平尾越中谷の土地(約2900平方メートル)の競売で、一般の入札参加者を排除して自ら落札することを計画し、地裁からの照会に農地と偽った回答書を提出するなどして、公正な競売を妨害した疑い。
調べに対し、同容疑者は「委員会が農地と決定した」と容疑を否認している、という。
府警によると、農地の購入には農地保護の観点から自治体の農業委員会の許可が必要となる。地裁は当初、「山林」と認定していたが、公文代容疑者は地裁執行官の現況調査でも「タケノコ畑で農地である」と申し立てていた、という。
これまでの調べでは、この土地はもともと公文代容疑者が代表を務めるグループ会社の傘下企業が所有していた。06年3月の入札には同容疑者だけが参加し、最低価格より1000円高い約180万円で落札した。