松山市針田町の伊予鉄道郡中線の線路で05年11月、小学2年生だった菅瑞稀(みずき)ちゃん(当時8歳)が列車にはねられて死亡した事故で、父藤光さん(46)らが伊予鉄道(同市湊町4)と県を相手取って約7400万円を求めている損害賠償訴訟で、松山地裁(山本剛史裁判長)は25日、安全管理を担う伊予鉄側と死亡した女児の双方に過失が認められるとして、慰謝料の支払いを含めた和解案の勧告をした。
原告側は会見を開き、伊予鉄側の安全管理に一定の過失があった▽伊予鉄は過失分の慰謝料を支払う▽県の責任は認められない、など勧告内容の主要な点を説明。慰謝料の金額は明らかにしなかった。父親の藤光さんは「企業の責任を認めた判断に感謝している」と話した。中川創太弁護士は「前向きに検討したい」とコメントしている。3月21日に和解協議に入る。【後藤直義】
1月26日朝刊