日本気象協会は、富山空港(富山市)の上空に現れる高度の低い下層雲を観測できる超小型気象レーダーを設置した。北陸上空は冬季、雪雲に覆われ航空機の着陸が難しいが、新レーダーの情報は県が購入し、航空会社に提供されることから、就航率アップが期待されている。
従来の気象庁のレーダーでは、低い雲をとらえることが出来なかったため、新型の導入が検討されてきた。
設置されたのは、日本無線社製の超小型レーダーで、有効通達距離は半径約40キロ。上空2000メートル以下の雲の観測が可能になった。
県港湾空港課によると、富山空港の冬季(12月〜3月)の就航率は05年度が94・7%。06年度は雪が少なく98・9%と高かったが、例年95%程度で推移している。同課は「レーダーで着陸のタイミングを的確にとらえ、冬季就航率の改善を図りたい」としている。【木村哲人】
1月20日朝刊