【ラスベガス(米ネバダ州)大治朋子、コロンビア(サウスカロライナ州)及川正也】米大統領選予備選で南部初戦となる19日の共和党サウスカロライナ州予備選で、ジョン・マケイン上院議員(71)が激戦州2勝目を果たし、混戦から一歩抜け出した。民主、共和両党の西部初戦となるネバダ州党員集会も19日開かれ、民主党はヒラリー・クリントン上院議員(60)がニューハンプシャー州に続き連勝した。共和党はミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(60)が勝った。
サウスカロライナ州はキリスト教右派など保守層が根強く、大票田の南部保守層の投票傾向を推し量ることができる。マケイン氏は、移民問題などでマイク・ハッカビー前アーカンソー州知事(52)を敬遠する保守派のほか、無党派層にも支持を拡大、接戦を制した。牧師出身のハッカビー氏も票を伸ばしたが、一歩及ばなかった。
一方、ネバダ州では、クリントン氏が基盤の女性や中高年層の支持を固め、白人の半分、中南米系の3分の2の支持を獲得し、連勝した。同氏は「これこそ『西部開拓史』だ」と、映画の題名を引用して勝利を強調した。
バラク・オバマ上院議員(46)は黒人層の支持が8割と圧倒的な強さを見せたが、支持基盤の若年層の投票が低調に終わった。ジョン・エドワーズ元上院議員(54)は振るわなかった。
同州の共和党党員集会ではロムニー氏が有力候補でただ一人選挙活動を展開。15日のミシガン州予備選に続いて勝利した。
今後、民主党は26日のサウスカロライナ州予備選、共和党は29日のフロリダ州予備選に焦点を移し、予備選・党員集会が集中する2月5日のスーパーチューズデーを前に、序盤戦のヤマ場を迎える。