青森県八戸市根城(ねじょう)のアパートで母子3人が殺害され放火された事件で、県警八戸署捜査本部は20日、無職の長男(18)=銃刀法違反容疑で逮捕・送検=を殺人と死体損壊、現住建造物等放火の容疑で再逮捕した。「はい、やりました」と容疑を認めているが、動機についてはあいまいな供述を繰り返しているという。
調べでは、長男は9日午後3時40分ごろから同10時40分ごろの間、自宅アパートで▽パート従業員の母(43)▽中学3年の次男(15)▽中学1年の長女(13)の首をサバイバルナイフ(刃渡り25センチ)で切って殺害し、母の遺体の腹部を切りつけて損壊。浴室で雑誌類にライターで火を付けて室内約36平方メートルを焼いた疑い。
母の腹部には人形が詰められており、長男は事件前、知人女性(43)に「酒に酔った母は嫌い」などと話していた。一方で現場から押収されたパソコンには長男が書いたとみられる文章が残されており、「自分が書いた小説の内容を実行したかった」などとも供述しているという。
事件後、長男は逃走し、10日午前6時ごろJR八戸駅で発見された際、サバイバルナイフを振り回して抵抗、銃刀法違反容疑の現行犯で逮捕された。同容疑については、青森地検が再逮捕直前に処分保留とした。【後藤豪、喜浦遊】