「大相撲初場所7日目」(19日・両国国技館)東幕下4枚目の土佐豊が、翔天狼を首投げで破り勝ち越しを決めた。幕下付け出しを除き史上最短タイとなる所要6場所での十両昇進に大きく近づくと同時に、幕下以下での連勝記録を29に伸ばした。
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張りつめていたものが緩んだのか、土佐豊は笑顔で勝ち越しを決めた一番を振り返った。翔天狼につかまり不利な体勢になりながら首投げで逆転勝利。「負けたと思いました。(首投げは)『とっさ豊』ですか」。自分のしこ名をもじったダジャレも口をついて出た。
序ノ口時代からの連勝はこれで「29」。初土俵を踏んだ昨年春場所から所要6場所で関取昇進を果たせば、幕下付け出しを除き史上最短タイ。今場所4連勝で勝ち越しを決め、快挙に大きく近づいた。
昨年、力士死亡問題で暗いムードに包まれた時津風部屋の希望の星だ。師匠の時津風親方(元幕内時津海)ですら「チャンスをものにしてほしい。本当に関取になるのかな」と出世の早さに当惑気味。同郷高知の兄弟子、豊ノ島も「アイツは運がいい。部屋も活気づく」と自分のことのように喜んでいる。
右大胸筋を痛めているハンディをみじんも感じさせない快進撃。本場所の土俵に専念するために、付け人業を免除する計画も浮上している。「負けてもいいかなと思いながらやります」。部屋のサポートを一身に受け、十両昇進へラストスパートをかける。