岡田サッカーの生命線、プレスが「もろ刃の剣」であることが鹿屋体育大戦ではっきりした。3トップが連動してボールを追った2、3本目は4得点の上、守っても完封。逆に前線からのプレスがあいまいだった1本目は、全体が前掛かりになった裏にロングボールを放り込まれ、決定的なピンチを7度も招いた。
近距離でパスを回し、奪われたら人数をかけても奪い返し、高い位置から攻め返す。この攻撃戦術を徹底するため、岡田監督は昼食時に(1)前線からのプレス(2)攻守の切り替え(3)パススピードを練習試合のテーマに挙げた。1本目はFW高原が相手を背負ってキープしても周囲のフォローが少なく、プレスも弱いため相手を押し込めなかった。1本目の後、同監督は矢野らFW陣を中心にプレスを強くかけるよう指示。その後、FW陣が前線からボールを追い攻守に安定した。
DF加地は「(パスを回し)密集した裏を突かれれば大ピンチ。奪い返せばチャンスですが」ともろ刃の剣であるとし、「前線からプレスがかかれば、ボールを取る位置も分かるんですけど」と話した。全員攻撃、岡田サッカーの浸透、修正にはまだ時間がかかりそうだ。【村上幸将】