19日に実施された大学入試センター試験で、龍谷大大宮図書館(京都市下京区)が所蔵する15世紀の朝鮮製の世界地図「混一彊理歴代国都之図(こんいつきょうりれきだいこくとのず)」が、「世界史B」の問題冊子に掲載された。
問題文中で、世界地図は「元代の地図をもとに15世紀の朝鮮で制作されたもので、そこには、中国・モンゴル・インドからヨーロッパ・アフリカまでの広大な世界が描かれている」と紹介されている。縦1.5メートル、横1.6メートルもの大きな地図に、日本列島が九州を北にして時計回りに90度傾いて描かれているのが特徴で、「邪馬台国畿内説」の論拠ともされている。関連の設問では、地図に描かれたモンゴル地域の遊牧民族や、ユーラシア世界と周辺の情勢について問うている。
龍大は、下京区に建設予定の「龍谷ミュージアム」で同地図を展示する機会を設ける予定で、「問題冊子で地図を見た受験生の皆さんは、今後、ぜひ実物も見てほしい」としている。