携帯販売ランキング(1
月7
日〜1
月13
日):2007
年の
冬商戦前に
春モデルをすでに
発表、
冬商戦が
終わったと
思ったら
春モデルが
店頭に
早速登場。そんな
携帯各社がとる
変則スケジュールが
販売動向にどんな
影響を
及ぼすか。
早速、
今回のランキングを
見ていこう。
【表:携帯販売ランキング(1月7日〜1月13日)】●905iシリーズ、シャープ
端末が
初の
首位──
春モデル705iシリーズも
発売間近 今回は
正月休暇を
終えた1
月第2
週の
集計。ドコモの
販売ランキングは、
年明け早々にかなり
大きく売れ筋が
変化した。
首位はシャープ
製の「SH905i」が
獲得。
発売以来、
連続首位記録を「6」まで
伸ばしたパナソニックモバイルコミュニケーションズ
製の「P905i」(
今回2
位)を
抜き、
初めて王座に
就いた。
連続首位記録が
潰えたP905iはやはり
在庫不足が
影響したと
思われる。
続いて3
位にユニバーサル
端末「らくらくホンIV」(
前回4
位)、4
位に
富士通製の「F905i」(
前回6
位)、5
位にシャープ
製の2007
年夏モデル「SH704i」(
前回3
位)がランクインした。
ドコモは2007
年11
月、
冬商戦向けに
割賦販売を
含めた
新たな
携帯販売方法を
開始するとともに、905iシリーズの
主力7
機種を
一挙まとめて
発売した。この
新販売方法は、
頭金0
円で
分割払いできる“バリューコース”など、
購入手段を
選択できるのが
特徴で
基本は905iシリーズ
以降に
発売する
機種に
適用する。
対して、それが
適用されない
以前の
機種、
例えば904i・704iシリーズやらくらくホンシリーズは
従来の
方法で
販売、かつ
値下げされ、「1
円/0
円」で
販売する
店舗が2008
年1
月現在、
多く確認できる。
905iシリーズの発売から約1カ月半が経過した現在、とりあえずほしいと思った905iシリーズの在庫がなければよほどのこだわりがない限り、その隣にある他機種あるいは「1円/0円」端末に流れてしまうことも多いと思われる。SH905iはそもそも前回までP905iに肉薄する人気があったが、4位の「F905i」(前回6位)、7位の「N905iμ」(前回8位)、9位の「D905i」(前回9位)、9位の「SO905i」(前回ランク圏外。今回、初のランクイン)がそろって順位を上げたほか、安価傾向の旧機種「SH704i」や「SH904i」なども入っている。
そのほか、今回3位のらくらくホンIVを中心とするらくらくホンシリーズは、近年“商戦期の狭間”に売れる(相対的に販売数の揺れ幅が少なく、他機種の売れ行きが落ちた結果、上位にくる)モデルである。この機種がじわじわ順位が上がってくることは、そのほかの主力機種の勢いがやや弱まっていることも示すと考えられる。これは、キャリア総合ランキングの変動からもそれとなく読み取れる。
さて、そんな商戦期の狭間は今回、それほど長くないようだ。2007年11月に905iシリーズと同時に発表した705iシリーズの1つ、「F705i」(富士通製)が春商戦向けモデルとして早速22日から登場する。705iシリーズが905iシリーズと比べてどのくらい安価に設定されるかを含め、705iシリーズの登場でランキングがどのように変化するかに注目したい。
●春モデル「AQUOSケータイW61SH」発売──初登場5位に
今回のau販売ランキングは、ドコモと比べるとやや変動が少ない結果になった。
首位は前回と変わらず、2007年夏モデルの「EXILIMケータイW53CA」(カシオ計算機製、キャリア総合3位)が獲得。続いて、かつて「18」週連続でトップだった夏モデルの人気機種「W52SH」(シャープ製、キャリア総合5位)、3位に最新の秋冬モデル「WoooケータイW53H」(日立製作所製、キャリア総合4位)、4位に夏モデル「W53T」(東芝製)がランクイン。1位から4位、7位、8位に順位の変動はなかった。
唯一のトピックは、異例の変則スケジュールで登場した2008年春モデル「AQUOSケータイW61SH」。年明け早々の9日に発売された本端末は、初登場で5位にランクインした。
日立のWoooに対するシャープのAQUOS、端末メーカーの主力テレビブランドを冠した“ナントカケータイ”争いの初戦はWoooケータイに軍配が上がった。もちろんAQUOSケータイW61SHは(販売数が多いと思われる関東、中部、関西エリアの発売が11日だったことを含めて)集計日数がやや少なかったために、5位に留まったとも考えられる。次回はどのような結果になるだろう。
au端末は1月に入ってもさほど変わらず、「0円/1円」で販売されることが多い旧機種が売れている。首位のEXILIMケータイW53CAや2位のW52SHを筆頭に、旧機種がいまだランキングの6割を占めている状況だ。そんなauは「1月28日に何かを大発表」するらしい。ちなみに、2007年は1月16日に春モデルを発表し、第1弾を1月後半に発売していたことを考えると、何かはだいたい想像できると思う。これがあると、現行機種が大きく値下げされる可能性も高くなるわけだ。
●新機種か、古い「安価な」機種か──売れ筋がはっきり分かれるソフトバンク携帯
ソフトバンクモバイルの販売ランキングもauと同じく、上位5機種に順位の変動がなく登場する顔ぶれも同じ。かなり穏やかな結果になった。
首位はカラーバリエーション豊富な「812SH」(シャープ製)が獲得。連続首位記録を「2」に伸ばした。続いてスリム&シンプルな「705Px」(パナソニックモバイル製)が入り、やや古い「実質0円」端末が1位と2位を独占した。
最新の秋冬モデルは、2007年末まで連続首位記録を「5」まで伸ばしていた“AQUOSケータイ第4弾”「920SH」(今回3位)、ワンセグ搭載の“プレミアム”携帯「THEPREMIUM821SH」(今回5位)と「THEPREMIUM820SH」(今回7位)、シンプルなオトナ向けケータイ「GENT812SHsII」(今回9位)、全面ミラーパネルの「MIRROR821P」の5機種がランクイン。ただ、新機種も持ち帰り0円で購入できる割賦販売が認知され、かつ旧機種を大きく値下げして販売するソフトバンクモバイルは、新たな販売方法を導入したドコモとauに比べると大きな番狂わせはなく、予想どおりの展開といった印象だ。
さて、2007年秋冬モデル最後の機種“顔認識デジカメケータイ”「PHOTOS920SC」(Samsung電子製)が1月12日に発売された。集計期間が短かったとはいえ、TOP10にも入らなかったので初速の鈍さが少し気になるが、次回以降、どのような動きをみせるだろうか。
なお、PHOTOS920SCは発売間のないのでまだ早すぎる話だが、2006年末に登場した500万画素ハイエンドデジカメケータイ「910SH」は発売当初のほか、大きく値下げされた2007年9月頃に人気が再燃し、ランキング上位に入る動きを見せた。現在、au端末で首位のデジカメ機能に優れる“0円/1円の夏モデル”「EXILIMケータイW53CA」もその割安感から、いまだ人気。シンプル&プレーンな端末以外に、もはや当たり前の機能になった“ワンセグ以外”の飛び抜けたスペックを備える機種も意外に長生きする傾向があるようだ。
【関連キーワード】SH905i|EXILIMケータイW53CA
クリスマス&正月に最も売れた携帯は?──2008年春モデルも早速発売か(12月24日〜1月6日)
新機種好調=ドコモ、旧機種好調=au、シャープ好調=ソフトバンク(12月17日〜12月23日)
携帯冬商戦が本格化──905iシリーズ以外の“新機種”もようやく加速(12月10日〜12月16日)