[東京 19日 ロイター] 日興コーディアルグループ<8603.T>を傘下に置く米シティグループ<C.N>は、日興の投資子会社、日興プリンシパル・インベストメンツの英国子会社とオーストラリア子会社を売却する方針を固め、複数の買い手候補と交渉に入った。複数の関係筋が明らかにした。
日興CGを買収後、シティが日興の事業売却に踏み切るのははじめて。
シティは数週間前に売却に向けた手続きを開始しており、すでに複数の買い手候補が応じる意思を示している。英国とオーストラリアの子会社経営陣も名乗りを挙げており、ファンドと連携したMBO(経営陣による買収)になる可能性もある。業務や資産の見直しを進めてきたシティは昨年10月、両国での投資事業は必要ないと判断した。ただ、サブプライムローン関連の巨額損失により全世界で業務見直しを行っている影響で、売却先が早期に決まるかどうかは流動的だ。日本事業は、今回の売却対象には挙がっていない。
日興プリンシパルの投融資残高は2007年9月時点で4000億円程度。英国と豪州の残高は明らかになっていないが両国で合わせて1000億円以上の残高があるとみられる。英国では1998年以来3000億円超の投資を実施しており、特に高速道路のサービスエリアや港湾事業などのインフラ関係への投資に強いとされている。