F1を
統括するFIA(
国際自動車連盟)は、
現地時間(
以下、
現地時間)17
日、
来年からF1チームの
予算に
制限を
課すことを
明らかにした。『ロイター』
通信が
伝えている。
FIAのマックス・モズレー
会長は、16
日に
各チームの
代表に
文書を
送付。『ロイター』の
取材によると、その
中では「エンジン、ドライバー、
及びプロモーションとマーケティング
専用の
経費」
以外のすべての
経費に
制限が
適用されると
定められている。また「
株式所有など
様々な
収入が
考えられるため、チーム
代表の
報酬は
制限に
含まれない」とも
記されている。
この
協定は、
去る1
月11
日にフランス・パリで
開かれたチーム
間の
会議で
合意。また
来たる1
月31
日には、ジャガーの
元チーム
代表で
現在はFIAの
技術コンサルタントであるトニー・パーネル
氏が
議長を
務める会議が、
全11チームの
財務部門の
代表を
集めてパリで
開催される。M.モズレー
会長は、その
予備会議の
結果をもとに、FIAが2009
年、あるいは2010
年と2011
年の
予算制限額を
決定すると
語っている。
さらに、
財務ワーキンググループが
設立され、2008
年6
月に
向けて
準備されるレギュレーションの
詳細に
間に合うように
報告書を
作成。M.モズレー
会長は「もし
財務ワーキンググループが
予算をチェックする
満足な
方法を
考案できないなら、また
競技に
参加しているチームの
過半数が2008
年6
月30
日までにこの
提案に
合意しないなら、(2007
年12
月に
開かれた)
世界モータースポーツ
評議会で
議決された
予算制限方法はそっくりそのまま2009
年に
適用される」と
語っている。
それらの
規制案には、
各チームが1
基のみの
風洞を
使用すること、
計算流体力学(CFD)
部門へのスタッフの
異動を
禁止する
制限も
含まれており、いまだ
議論の
余地を
残している。
一部のチーム
代表は
予算制限の
考えには
興味を
示しているが、
特定分野の
制限には
反対している。BMWザウバーのモータースポーツ・ディレクター、マリオ・タイセン
氏は「もしあるチームがドライバーに
多くの
資金を
使うことに
決めたら、ほかのチームはコンピューターか
風洞に
多くの
資金を
使えるようにするべきだ」と
疑問を
投げかけている。
また、1月11日の会議ではエンジン開発凍結を当初の10年間から5年間に短縮することも合意されたが、早くも今年3月半ばの開幕戦オーストラリアGP前までにはエンジンに関するすべての作業は中止されることになる。
2013年には新レギュレーションに基づくエンジンが導入され、それはFIAによって2009年1月1日以前に定義が明らかにされる。M.モズレー会長は新エンジンの目的について「低コストで寿命が長く、独立チームにとって維持費があまりかからず、産業で必要とされている効率性や低炭素排出量における安定性」を含んだものになると語っている。
新しいエンジンとドライブトレインに関するレギュレーションの詳細は、2010年6月30日に発表される予定。新エンジンに関する総予算も制限されると見られ、M.モズレー会長は「2013年のエンジンレギュレーションは、1シーズンあたりのエンジンメーカーの予算、さらに(エンジン)供給を受ける1シーズンあたりの独立チームの予算の両方に制限が課せられる」と説明している。
また各チームとFIAは、2008年シーズンの各マシン最初のエンジントラブルは10グリッド降格のペナルティを受けないことで合意している。