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*なかごえおきじしん:くにのしょうきぼじゅうたくちくとうかいりょうじぎょう、かしわざきしの「ばんじんにく」でてきようけんとう /にいがた(まいにちしんぶん)*

中越沖地震:国の小規模住宅地区等改良事業、柏崎市の「番神2区」で適用検討 /新潟(毎日新聞

19日(土)12時2分



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 ◇道路どうろ早期そうき整備せいび
 中越なかごえおき地震じしん建物たてものやく8わり半壊はんかい以上いじょう被害ひがい受けうけ柏崎かしざきいち番神ばんじん2の東側ひがしがわ番神ばんじん2」(55世帯しょたい)の再建さいけんさくとして、国土こくど交通省こうつうしょうの「小規模しょうきぼ住宅じゅうたく地区ちく改良かいりょう事業じぎょう」の適用てきよう検討けんとうされていることがわかった。適用てきようされれば、救急きゅうきゅうくるま除雪じょせつくるま通れるとおれる道路どうろ早期そうき整いととのい有効ゆうこう宅地たくち整理せいり期待きたいできるという。
 災害さいがい復興ふっこうとしては、福岡ふくおかおきげんかい地震じしん玄界島げんかいしま(05ねん)、中越なかごえ地震じしんきゅう山古志やまこしそんどう)に続いつづいて3れいとなる。
 事業じぎょうは、半壊はんかい建物たてものが15以上いじょうある地域ちいき対象たいしょう多様たようなメニューがあるが、柏崎かしざきいち市道しどう拡張かくちょうと、それに伴うともなう最低限さいていげん宅地たくち整備せいび検討けんとうしている。費用ひようくにいちが、それぞれ2分のぶんの1ずつ負担ふたんする。
 番神ばんじん2は、はば1から2メートルの小路こみち沿いそい住宅じゅうたく密集みっしゅうしており、行き止まりゆきどまり多くおおく地震じしん住宅じゅうたく半数はんすう撤去てっきょ余儀なくよぎなくされた。しかし、新築しんちくするには建物たてものぜんに4メートル以上いじょう道路どうろはば確保かくほすることが建築けんちく基準きじゅんほう義務付けぎむづけられており、このままでは、建築けんちく許可きょか下りおりない宅地たくち発生はっせいしたり、道路どうろ整備せいび遅れるおくれる可能かのうせいがある。
 適用てきようのちは、道路どうろにかかる私有地しゆうちいち有償ゆうしょう買い取っかいとってもらえるほか、新しいあたらしい宅地たくち手狭てぜまになる場合ばあい地区ちくない代替だいたい用意よういされる。いちにとっても、通常つうじょう単独たんどく拠出きょしゅつするおく単位たんい費用ひよう補助ほじょされるメリットがある。
 いち住民じゅうみんに対しにたいし、5メートルはば市道しどうけいやく200から300メートル整備せいびする4パターンを提案ていあん関係かんけい住民じゅうみんすべての了解りょうかいられれば、適用てきよう決まるきまる見通しみとおし。【黒田くろだおもね紗子さえこ
 ◇「若いわかいひと居着くいつく場所ばしょに」 被災ひさいもの朗報ろうほう課題かだい住民じゅうみん意思いし集約しゅうやく
 柏崎かしざきいち一望いちぼうできる番神岬ばんじんみさき高台こうだい。この頂上ちょうじょうからふもとにかけて密集みっしゅうした住宅じゅうたくが、番神ばんじん2(55世帯しょたい)だ。古くふるく北国ほっこく街道かいどう通るとおる宿場しゅくばちょうとして栄えさかえた。
 仮設かせつ住宅じゅうたく暮らすくらす無職むしょく高木たかぎ幸夫さちおさん(75)は毎朝まいあさ朝食ちょうしょく終わるおわると300メートルさき全壊ぜんかいした自宅じたくあと行くいく更地さらち眺めながめていると、なつ日本海にほんかいうしおのにおいや、まどから柏崎かしわざき祭りまつり花火はなび思い出すおもいだす。「ここに住みすみ続けつづけたい」。つまいくさん(70)も同じおなじ思いおもいだ。
 道路どうろはば確保かくほなどで敷地しきち狭まりせばまり住宅じゅうたく再建さいけんできても、最大さいだいで70平方メートルヘイホウメートルしか取れとれない。年金ねんきん暮らしぐらしで、資金しきん心配しんぱいもある。
 しかし、「ご近所きんじょさんと一緒いっしょ仮設かせつ入れはいれたのが救いすくい」と表情ひょうじょう明るいあかるいゆき積もれつもれば、みんなが自然しぜんそと集まっあつまっ雪かきゆきかき仮設かせつ住宅じゅうたくかぜじょしつも、仲間なかま協力きょうりょくして作っつくった。
 「空気くうきのいい場所ばしょだい人生じんせいを」と昨年さくねんおっとと2にんでさいたまいちから引っ越しひっこし無職むしょくこうばん秀子しゅうこさん(70)の住まいすまい全壊ぜんかい早々そうそう仮設かせつ暮らしぐらしとなった。しかし、ここを離れるハナレルはない。「埼玉さきたまられなくなった、人情にんじょう深いふかい近所きんじょ付き合いつきあいなんにも代えかえ難いがたい
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 国土こくど交通省こうつうしょうの「小規模しょうきぼ住宅じゅうたく地区ちく改良かいりょう事業じぎょう」の適用てきよう計画けいかくは、不自由ふじゆう生活せいかつ道路どうろ悩むなやむ被災ひさいものには朗報ろうほうだ。しかし、早々はやばや番神ばんじん離れるハナレル決めきめひともいる。
 区長くちょう村山むらやまおさむさん(65)は「現時点げんじてんで6世帯しょたい以上いじょう」とかた落とすおとす道路どうろ狭いせまいため、うちからすうひゃくメートル離れハナレ駐車ちゅうしゃくるま乗り降りのりおりしたり、隣家りんか敷地しきち通らとおらなければ玄関げんかんにたどりつけないうちもあった。若者わかもの少しすこしずつ減りへりぜん世帯しょたいの3わり高齢こうれいものだけの世帯しょたいとなった。
 17にち開かあかれた2かいいち説明せつめいかい。「子供こどもまごのためには道路どうろ必要ひつよう」というこえ相次ぐあいつぐ一方いっぽうで、「宅地たくちをこれ以上いじょう取らとられるのは困るこまる」と反対はんたい意見いけんた。住民じゅうみん意向いこうをまとめるのは容易よういでない。
 「変わるかわるなら、更地さらちになったいましかない。いい土地とちなんだから、若いわかいもんがずっといてくれるように考えよかんがえようじゃないか」。村山むらやまさんは根気こんきよく話し合っはなしあっていくつもりだ。

1がつ19にち朝刊ちょうかん
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