【北京・大塚卓也】中国税関総署は11日、中国の07年の貿易黒字が前年比47.7%増の2622億ドル(約29兆円)だったと正式に発表した。中国政府は欧米との貿易摩擦緩和を政権運営の重点に掲げており、輸入拡大のための追加的な内需拡大策を打ち出すと見られる。
07年の輸出総額は前年比25.7%増の1兆2180億ドル、輸入総額は同20.8%増の9558億ドルだった。輸出の主体は機械・電機の7011億ドルで、全体の57.6%を占めた。一方、衣類の輸出も同20.9%増の1150億ドルで、引き続き黒字に貢献した。
中国の貿易黒字の上昇幅は05年の前年比3倍強、06年の同70%増と比べると縮小傾向にあるものの、依然として高水準だ。中国政府は昨年後半以降は不均衡緩和策によって貿易黒字の拡大基調が縮小に向かっていると強調しているが、08年は貿易黒字が3000億ドルの大台を超えることが確実視されている。