江戸時代初期の儒学者で日本陽明学の祖として知られる中江藤樹が新年始めに行った講義始めを今に伝える「お鏡開き」と「講書始め」が11日、高島市安曇川町の藤樹書院で開かれた。約70人が参加し、藤樹の遺徳をしのんだ。
主催の財団法人「藤樹書院」の理事長を兼ねる海東英和市長らが祭壇に供えた鏡もちに献酒したあと、全員が焼香を行った。藤樹が翻訳し日々唱えていた孔子の教えを記した「孝経」の一節を、橋本源之助・市教委教育長の先導で唱和した。
講書始めは、橋爪眞全・本庄小校長が藤樹の教えや生き方を基にした小学校での取り組みを話し、健康、学力、思いやりなど実学実践力を重視していることを挙げた。
今年は3月から9月まで中江藤樹生誕400年祭があり、さまざまな記念事業が予定されている。