[東京 11日 ロイター] 日産自動車<7201.T>は11日、米クライスラーに小型車をOEM(相手先ブランドによる生産)供給することで合意したと発表した。09年の供給開始を目指す。クライスラーは、同車両を南米市場に投入する。
日産が供給するのは、排気量1800ccの小型車「ヴァーサ セダン(日本名ティーダ ラティオ)」。クライスラーにとっては、原油高や世界的な燃費規制強化で需要が高まっている同排気量クラスの小型車がラインアップできる。日産は、生産量が増加するためコスト削減が見込める。
ただ、ヴァーサはガソリン高の影響などによって足元の販売が堅調なことなどから、クライスラーへの供給量は需要動向や生産能力を考慮し今後の協議で決める方向。
日産自とクライスラーは昨年末から提携に向けて交渉していた。両社は、さらなる製品投入の機会を検討していくことでも合意しているが、クライスラーのラインアップが充実している中大型車の販売がガソリン高の影響などで振るわないため、日産自からクライスラーへの小型車供給にとどまる可能性もある。