◇「地域活性化につながれば」 地元住民、撮影に参加−−浜田
浜田市を中心に、石見神楽を愛する人たちと郷土を舞台にしたドキュメンタリーとフィクションを融合させた新感覚の映画「『さくら』〜人は神となり、鬼となる〜」が完成。20日午後2時半と同6時の2回、同市黒川町の石央文化ホールで先行試写会が行われる。
山崎都世子(とよこ)監督(32)=大阪府守口市、Okoku代表=が9日、浜田市内で記者会見をして映画の思いを語った。映画は、創作活動に悩む神戸市在住の美大生あおい(辻景子さん)が浜田市に住む叔父から気分転換に浜田へ誘われ、神楽仲間から歓迎を受ける。案内の亮太(三沢智さん)から衣装工房、蛇胴工房、面工房、和紙工房を案内してもらう。撮影は地元の人たちも出演し、昨年4、5月に行われた。上映時間107分のうち、4分の3が浜田。石見神楽の魅力がさまざまなタッチで表現されているという。
山崎監督は「作品を通じて、モノを作ること、伝え、受け継ぐことの素晴らしさをたくさんの方々に知っていただき、地域活性化にもつながれは」と話していた。
山崎監督の作品「小夜鳴鳥(ナイチンゲール)」が“TAMA NEW WAVE 5周年プログラム”で特別上映され、昨夏、学生スタッフと制作した「僕がキミに出来ること」が蓼科高原短編映画祭で入選している。「さくら」は自主制作作品の非商業映画のため、上映展開を模索している。【大賀英作】
1月11日朝刊