警視庁赤坂署の警察官が10日、東京都港区の路上に倒れていた男性を背負っていた際に男性が背中から落下、搬送先の病院で11日、死亡した。赤坂署は警察官の対応に過失がなかったか調べている。
調べでは、死亡したのは港区赤坂の無職、鈴木史郎さん(81)。10日午後2時10分ごろ、港区赤坂3の路上に倒れている鈴木さんを通行人が発見、赤坂見附交番に届け出た。
交番の男性巡査長2人が現場に向かい、1人が鈴木さんを背負って交番まで運んだところ、出入り口付近で鈴木さんが後方に落下した。頭を強く打っており、11日夕、病院で死亡が確認された。
交番の防犯ビデオには、鈴木さんが交番出入り口付近で右手を伸ばし、ドア枠に引っかかる様子が映っており、はずみでバランスを崩して落下した可能性が高いという。
路上で発見された時点で鈴木さんの右額にはすり傷があり、警察官の問いかけにはうなずいていたが、会話はできない状態だった。赤坂署は詳しい死因や路上で倒れていた経緯も調べる。【川上晃弘、吉井理記】