日本原子力研究開発機構の岡崎俊雄理事長が10日、新年のあいさつで福井県庁を訪れ、今年10月の運転再開を目指す高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)について「(平成7年のナトリウム漏れ事故から)13年ぶりの運転再開になる。県民や市民の理解を得たうえで安全第一に進めていきたい」と西川一誠知事に語った。
岡崎理事長は「もんじゅの工事確認試験が昨年終了し、プラントの安全試験も順調に進んでいる」と現状を説明し、「もんじゅの機器がしっかりと働き性能が出せることを確認したうえで、県、地元に報告して理解をいただいたうえで計画を進める」と述べた。
また、西川知事が新型転換炉「ふげん」(敦賀市)のコンクリート強度問題で昨年12月末に調査報告があったことについて「時間がかかりすぎた」と苦言を呈したことに対し、岡崎理事長は「第三者や学識者の意見をうかがいながら慎重に進めたため遅れてしまった」などと陳謝した。
続いて記者会見した岡崎理事長は、もんじゅの運転再開にあたり「国、県、関係の委員会に適時適切に状況を報告し、判断をいただくとともに、できるだけわかりやすく県民や市民に説明するための機会をもちたい」などとして説明会を積極的に展開する姿勢を示した。