参加方法新着ニュース


流し読みニュース > 記事 甲斐金山:製錬に鉛使用確認 出土土器から検出、戦国時代遺跡で初 /山梨(毎日新聞)
この記事から振り仮名をはずす
*かいかなやま:せいねになまりしようかくにん しゅつどどきからけんしゅつ、せんごくじだいいせきではつ /やまなし(まいにちしんぶん)*

甲斐金山:製錬に鉛使用確認 出土土器から検出、戦国時代遺跡で初 /山梨(毎日新聞

11日(金)11時2分



*
 県内けんない金山きんざん遺跡いせき歴史れきし解明かいめい目的もくてきに、県内けんないがい考古学こうこがく専門せんもんなどで作るつくる甲斐かい金山きんざん遺跡いせき研究けんきゅうかい」(代表だいひょう世話人せわにんせいうんとしもと山梨やまなし郷土きょうど研究けんきゅうかい理事りじちょう)は10にち身延みのぶちょう湯之奥ゆのおく金山きんざん甲州こうしゅういち黒川くろかわ金山きんざんから出土しゅつどした土器かわらけからかねつぶかね鉱石こうせきから取り出すとりだすせい」をするさい用いもちいなまり検出けんしゅつしたと発表はっぴょうした。銀山ぎんざん遺跡いせきではあったが、戦国せんごく金山きんざん遺跡いせきからなまり発見はっけんされるのは国内こくないはつで、中世ちゅうせい段階だんかいでのかねせい方法ほうほう知るしる貴重きちょう資料しりょうになるほか、これまでなぞとされた甲斐かいくに独自どくじ貨幣かへい制度せいど甲州こうしゅうきん」の製造せいぞう過程かていなどを解明かいめいする手がかりてがかりになりそうだ。
 今回こんかい調査ちょうさしたのは、湯之奥ゆのおく金山きんざんから出土しゅつどした土器かわらけ10てんと、甲州こうしゅういち黒川くろかわ金山きんざんから出土しゅつどした土器かわらけやく100てんで、いずれも15世紀せいき後半こうはんから16世紀せいきのもの。Xせん使っつかっ撮影さつえい分析ぶんせき湯之奥ゆのおく金山きんざん土器かわらけ1てん黒川くろかわ金山きんざん土器かわらけ4てんから、かねつぶなまり検出けんしゅつした。
 なまりによる金属きんぞくせい技術ぎじゅつは、鉱石こうせきなまりはい敷いしい入れはいれすみ加熱かねつし、溶けとけなまりはい染み込ましみこませて金属きんぞくだけを取り出すとりだす灰吹ハイフキほう」が、1533ねん朝鮮ちょうせんから島根しまね石見いわみ銀山ぎんざん伝わっつたわったのが最初さいしょとされていた。しかし、昨年さくねん6つき奈良ならけん飛鳥ひちょう遺跡いせき(7世紀せいき後半こうはんから8世紀せいき初頭しょとう)の土器かわらけからもなまり検出けんしゅつされ、土器かわらけ材質ざいしつなどからはい用いもちいないせい方法ほうほう古くふるくから国内こくない存在そんざいしたことが確認かくにんされた。今回こんかい発見はっけんは、飛鳥あすかいけ共通きょうつうしており、「灰吹ハイフキほう」とは違っちがっせいほう土着どちゃく文化ぶんかとして国内こくない定着ていちゃくしていた資料しりょうになるという。
 当時とうじ県内けんないでは「金山かなやましゅう」と呼ばよばれる職能しょくのう集団しゅうだん採掘さいくつにあたっており、採掘さいくつ現場げんじょうかねせい行うおこなう高いたかい技術ぎじゅつ持っもっていたことが分かりわかり多くおおくなぞとされる山梨やまなし貨幣かへい文化ぶんか解明かいめいにつながる可能かのうせいがあるという。【中西なかにし啓介けいすけ

1がつ11にち朝刊ちょうかん
*

この記事から振り仮名をはずす
seo