◇4分の1が緊急性なく−−昨年
道警は「110番の日」の10日、江別市の私立とわの森三愛高校2年の本間美穂さん(17)と中川まどかさん(16)に「一日通信指令室長」を委嘱し、110番通報の正しい利用を呼びかけた。
2人は07年のバドミントン全道高体連団体戦でペアを組み準優勝するなど各大会で活躍している。緊張した様子で模擬110番を受け、「はい、110番警察です。何かありましたか」と対応した。本間さんは「緊張したけど思ったよりも話せてよかった。(通報内容を)聞きながらメモを取るのが難しかった」と感想を話した。
その後、札幌市のJR札幌駅構内で110番の適切な利用を呼びかける啓発チラシを市民に配った。
道警通信指令課などによると、07年の110番の受理件数は約36万6000件(前年比約3万2000件減)。約4分の1の約9万5000件が警察などへの要望や相談だった。緊急性のない110番通報が増えると事件発生に対応できなくなる恐れがあるため、同課は要望などは「相談専用電話(#9110)」を利用するよう呼びかけている。
道警は110番に9台の電話機で対応し、1時間で平均42件を受けている。110番受理件数とは別にいたずら電話や無言、間違い電話などが07年は約8万9000件あった。
道警は要望など専門に受け付ける相談専用電話を90年に設置。しかし、認知度が低く07年の利用は約4900件と低調で、そのしわ寄せが110番に来ている。
一方、07年の受理件数のうち約6割が携帯電話からだった。携帯電話からの通報者は現場の住所などを説明できないことが多い。道警は07年4月、通報者の居場所を携帯の位置情報で把握できるシステムを北見方面本部でモデルケースとして導入した。今年3月からは札幌、函館方面本部でも同様のシステムを始める。【坂井友子】
1月11日朝刊