【ソウル中島哲夫】18歳の日本人ボクシング選手が6日、韓国のスーパーフライ級王座決定戦で圧勝し、同国史上初の日本人チャンピオンになった。これで通算戦績は8戦8勝(4KO)。
チャンピオンになったのは、横浜市鶴見区の横浜さくらボクシングジムに所属する木村隼人選手。同日午後、ソウルの東方にあたる江原道横城郡の体育館で、同級2位の韓国人選手(26)と10ラウンドを戦い、審判3人が全員、木村選手の一方的勝利と判定した。
木村選手は05年春に中学校を卒業、プロボクサーを目指したが、日本では17歳にならないとプロ資格を取れないためタイに渡り、15歳でプロデビュー。今年は韓国に移り、2戦2勝で同級3位に浮上した。同級チャンピオンのタイトル返上で2、3位による王座決定戦となり、木村選手は韓国ビッグスタージム(ソウル)の所属選手として戦った。
木村選手の父幸広さん(46)は元ボクサー。6日は祖父の圭一さん(76)と母の美砂代さん(39)がリングサイドに駆けつけた。韓国の観衆の声援も受けた木村選手が勝つと、主催者側の好意で美砂代さんがリング上に招かれ、息子とチャンピオンベルトを抱いて喜びの涙を流したという。